マイナポイントとはマイナンバーカードを持っている人が、キャッシュレス決済をすると上限5,000円分のポイント還元が受けられる国の施策です。マイナポイント取得のための作業は多少面倒ですが、ICカードが読み取りできるスマホとマイナンバーガードがあれば自宅でできます。ここではiPhoneとモバイルSuicaの組み合わせでマイナボイントを取得できる方法を紹介します。
・マイナンバーカードを持っている人
・マイナポイントに興味のある人
・モバイルSuicaユーザー
・iPhoneだけでマイナポイントをゲットしたい人
・自宅でマイナポイントの手続きを完了したい人
・マイナンバーカードを取得済み
・モバイルSuicaを利用している
・モバイルSuicaとJRE POINTを紐付けている
マイナポイントとは
マイナポイントとは、マイナンバーカードとキャッシュレス決済の普及を狙った国の施策です。マイナンバーと紐付けたキャッシュレス決済サービスを一つつくるだけで、最大5,000円分のポイント還元が受けられます。楽天カードであれば楽天ポイント、SuicaであればJREポイントでの還元となります。ポイント還元率は25%なので、2万円の利用で最大還元額の5,000円に到達します。
マイナンバー(隠すべきとされる情報)とキャッシュレス決済(お金の情報の流通)は、なんとも親和性ないので、違和感ある制度です。私の周りではあまり話題になりませんが、ちょっとの手続きで5,000円を手にできるならやる価値ありますよね。
コロナ禍対策の特別給付金にマイナンバーカードが利用されたように、行政のIT化が推進される中で、賢い市民であるためにはマイナンバーカードを有効に使って立ち回るスキルも求められます。この機会にマイナンバーカードを取得するのもよいのでは? 私は以前からマイナンバーカードを取得していますが、確定申告や相続時の手続きでかなり役立ちました。マイナンバーカードの活用事例は以下の記事でも紹介しています。
Suicaでマイナポイントを受け取る
楽天系サービスのマイナポイント対応は
私は楽天のサービスを組み合わせてポイント還元などを最大化させる楽天経済圏の住人です。ですからマイナポイントの受け取りに楽天のサービスをまず検討しました。楽天では以下の決済サービスでマイナポイントに対応しています。最大限還元されるケースは以下の場合です(2020年9月13日現在)。
楽天カード | 2万円の利用に対し、楽天ポイント5,000ポイント付与 |
楽天ペイ | 2万円の利用に対し、楽天ポイント最大5,8000ポイント付与 |
Edy | 2万円のEdyチャージに対し楽天ポイント5,000ポイント付与 |
Edyは支払いでなくチャージに対して還元があることがポイント。また楽天ペイで5,800ポイント還元を狙うのは工夫が必要です。そのあたりはこちらのサイトに詳しく載っていて、参考にしました。
マイナポイント申込み、楽天カード、楽天Pay、楽天Edyを比較!(税金とライフマネーの総合サイト ゼオモ)
楽天のキャッシュレスサービスでは、楽天カードとEdyはマイナポイントと紐付けしてもポイントの上乗せになる特典なし。唯一楽天ペイが800ポイントの上乗せ還元があります。私は楽天ペイはあまり使わないので、魅力を感じませんでしたが。
そこで楽天の次に利用の多いSuicaでマイナポイント対応をすることにしました。
Suicaでのナイマポイント対応状況
JR東日本のSuicaの場合、JRE POINT に登録したSuicaでマイナポイントに申し込んでチャージすると、JREポイントで還元されます。2万円チャージすると、マイナポイントとして5,000ポイント+独自上乗せで1,000ポイントの計6,000ポイント還元されます。どうやらSuicaとマイナポイントを紐付けたほうがお得そうです。
・チャージで還元されるので、2万円チャージすれば
期間内に無理に2万円使わなくてもよい
・ViewカードからSuicaにチャージすれば、
JREポイントがさらに貯まる。
・JREポイントはSuicaにチャージできるので、
無理に買い物で使わなくてもよい
最終的に貯まったJREポイントはSuicaにチャージして、交通費の節約に使うことにします。
Suicaでのマイナポイントの受取方法
では具体的なマイナポイントとSuicaの紐付けを見てみましょう。私がやった手順です。iPhone SEで操作しています。
・マイナンバーカードの取得が終わっていること
・SuicaをJRE POINT に登録していること
・iPhoneにモバイルSuicaを入れていること
SuicaとJREポイントへの紐付けはこちらの記事に書いてます。

マイナポイントアプリの導入

AppStoreでマイナポイントアプリを検索して、iPhoneにインストールします。
マイナポイントの予約

マイナポイントアプリを起動します。スマホアプリとは思えない、Web画面と見紛うつくりですが、iPhoneのスクショです。いかにも行政が作ったアプリって感じ。さて、まず”マイナポイントの予約(マイキーIDの発行)”ボタンを押します。

”次の画面でマイナンバーカードをスマートフォンにセットして「次へ進む」ボタンを押してください。”という画面になります。ここは画面を読むだけで大丈夫です。ネットを検索すると次のカード読み取りがうまくいかない人が多いです。念の為スマホカーバを外して、次の画面に進みます。

ここでマイナンバーカードの上にiPhoneを載せて、”読み取りを開始”ボタンを押します。

つまずくとしたらここ。「公的個人認証サービス 利用者証明用パスワード(数字4桁)を入力してください」ときます。忘れていたらアウト。マイナンバー申請時に決めた数字4桁のパスワードです。3回間違えるとマイナンバーカードがロックされます。

私は無事1回でパスしました。これでマイナンバーカードの情報がマイナポイントアプリに読み込まれました。

続いて「発行」ボタンを押すとマイナポイントが予約されます。受付が始まっている現在でなにが予約なのかピンときませんが。

「マイナポイントの予約を確定してもよろしいですか」と確認されるので”OK”を押します。

これでマイナポイントの予約が完了しました。続いて”申込へ”ボタンを押します。なぜ予約と申込が別々なのがモヤモヤしますが、ここまでが第一段階です。
マイナポイントの申込み
ここからは決済サービスをマイナポイントと紐付ける作業です。Suicaを例に進めます。

マイナポイントと紐付ける決済サービスを聞いてきますので、キーワード欄に”Suica”を入力して検索をかけます。

Suica × JRE POINTがヒットします。”選択”ボタンを押します。

決済サービスの確認画面、そのあとたくさんスクロールが必要な長い利用規約の画面が続きます。

利用規約の一番下のスクショ。同意のチェックを入れて”申込みへ進む”を押します。

ここでようやくJREポイントの情報を入れます。入れるのは次の3つ。入力欄はたくさんありますが、3つでよいです。
決済サービスID | JRE POINT 交換番号を入れます。 JRE POINT WEBのトップページ上部にある10桁の半角数字です。 |
セキュリティコード1 | 氏名(全角カナ)を入れます。 |
セキュリティコード2 | 生年月日半角8桁を入れます。 |

画面下までスクロールします。電話番号(下4桁)も空欄でOK。”確認”ボタンを押します。

申込み情報の確認画面が出ます。下までスクロールして”申込”ボタンを押します。

くどいように確認メッセージ。”OK”を押します。

再度、マイナンバーカードをiPhoneに当ててパスワード4桁を入れます。

これでマイナポイントの申込みが完了です。スクショ取りながら進めていましたが、だいたい20分くらいでできました。
パソコンで行う場合はICカードリーダーが必要だったり、それもない場合はセブン銀行のATMを使うような手順となっていましたが、ICカードが読めるスマホなら概ね上記のような形で申込みを完了することができます。
Suicaへチャージ
マイナポイントの申込みは終わりましたが、実際にキャッシュレス決済をしなければ、マイナポイントは付きません。iPhoneに入れているSuicaアプリから、iPhoneのモバイルSuicaに1万円チャージしてみました。

iPhoneのSuicaアプリ画面。1万円のチャージもiPhone単体でできるので簡単。1万円のチャージなので、マイナポイント2,500円分と、上乗せ分の500円が来月JREポイントとして還元されるはずです。※SuicaとJREポイントを紐付けしている必要があります。
さらに普通のクレジットカードではなく、ビューカードからSuicaへのチャージなので、通常の3倍の150ポイント貯まります(通常は50ポイント)。
さいごに
いかがでしたでしょうか。私はマイナポイントの申請面倒だなと思っていましたが、やってみたら意外と簡単にできました。
マイナポイントの実施期間は2020年9月〜2021年3月の6ヶ月間。各決済業者は利用者の囲い込みに必死で、いろいろな特典をつけてきます。最新情報はご自身で確認ください。
マイナンバーカードの取得は必須ではないので、必要な人がマイナンバーカードを取得して、マイナポイントを得ればよいと思います。まあ、これは申請しなければもらえない補助金と同じ。国の制度は上手に利用するべきですね。よく勉強してしっかり得をしましょう。それではまた!