日本100名城

日本100名城 登城ログ 愛媛県)湯築城

旅する資格マニア、日本城郭検定ホルダーが挑む日本100名城の旅。今回は2022年5月29日に訪れた、日本100名城 No.80 愛媛県)湯築城の登城ログです。

湯築城
湯築城

湯築城とは

湯築城とは愛媛県松山市にある、日本100名城に選定されている中世のお城です。

南北朝期初頭にはじめて史料上に姿をみせる湯築城は、室町期以降、伊予国守護河野氏の伊予統治の中心となった。戦国期の天文4年(1535)に河野弾正少弼通直(だんじょうしょうひつみちなお)が湯付堀(ゆづきぼり)(現在の外堀か)を築造し、2重の堀と土塁をめぐらしたより堅固な城となった。天正13年(1585)に秀吉の四国平定の際、河野氏最後の当主通直は、城を明け渡し、河野氏の伊予支配は終わった。湯築城は秀吉配下の大名福島正則(ふくしままさのり)が伊予に入部、今治へ移ったのち、廃城となったようである。城は丘陵部と平地部からなり、内堀と外堀および土塁が巡る。平地部は庭園を伴った上級武士の居住区とその他武士の居住区に分けられていたようである。資料館での遺物展示のほか、武家屋敷や土塀・道路・排水溝などが復元されている。

日本100名城 公式ガイドブック

湯築城へのアクセス

「湯築城跡」は現在「道後公園」として整備されています。最寄駅は市内電車「道後公園」駅。JR「松山」駅から市内電車「道後温泉行き」で約20分「道後公園」駅下車。徒歩1分の場所にあります。

住所:愛媛県松山市道後公園
連絡先:089-941-1480
公式サイト:http://www.dogokouen.jp/

湯築城 登城記

湯築城は愛媛二泊三日の家族旅行の最終日に訪れました。

湯築城へ

道後温泉に2泊して、温泉を満喫。3日目の朝、温泉で朝湯したあと、歩いて道後温泉隣の道後公園(湯築城)に向かいました。

道後公園駅

今回は歩いて登城しましたが、公共交通機関だと、市内電車の「道後公園」駅が湯築城の最寄駅。この次が終点「道後温泉」です。

道後公園西口

こちら公園西口が道後公園駅から最寄の入り口。「湯築城」の登りが立っています。中央の木が茂っている部分が、湯築城の丘陵部です。

湯築城跡

国史跡に指定されています。また湯築城跡≒道後公園で、道後公園は「日本の歴史公園100選」にも選ばれています。

湯築城資料館

湯築城資料館

西口向かって右手にあるのが「湯築城資料館」。河野氏の興亡のドラマや、道後公園内で発掘された出土品を見ることができます。資料館の人の説明によると、昭和のころ、ここは動物園。動物園移転の際に発掘調査をしたら湯築城の遺跡が出てきたとのことです。つまり昭和まで、ここは城として認知されてなかったらしい。

復元地域

資料館をでて、道後公園(湯築城跡)を散策します。中央に小山の丘陵地があり、囲むように平地部。まず平地部から。歩くと結構広いです。

武家屋敷

湯築城資料館の奥は「復元地域」。家臣団の居住区ということで、武家屋敷が2つ、立体復元されています。

武家屋敷内部

武家屋敷内部は人形などで再現。

湯築城跡

復元地域の外はこんな感じの広場。左側に(内堀)土塁があり、その奥は内堀です。

湯築城跡 武家屋敷

こちらも武家屋敷の中。出土品が展示されてます。

湯築城跡

なかなかの見栄え。内堀と丘陵部の巨岩。こちら側からは攻めにくそう。

丘陵部

復元地域から丘陵部に登っていきます。

湯築城 丘陵部

東側からこのような石段を登ります。

道後公園 展望台

30m程度の高さの山頂には展望台。

道後公園 展望台からの眺め

展望台に登りました。なんと二日前に訪れた松山城の天守が眼前に。感動!

道後公園 展望台からの眺め

麓を見下ろすとこんな感じ。復元区域や松山平野が見渡せます。

いこいの広場

平地部に降りてきました。復元区域でない平野部は、市民のための広場となっています。

道後公園

結構高い木が整えられています。

道後公園 内堀

ハスが覆う内堀も市民の癒しの空間に。

道後公園 内堀

大型の水鳥。人に慣れているようで、この距離でも逃げません。

道後公園 北口

道後温泉に最寄りの公園北口。時間もあったので、2時間くらい散策しました。湯築城、登城終了です!

湯築城 100名城スタンプ

湯築城 100名城スタンプ

湯築城の100名城スタンプ。ちょっと右に寄ってしまった。上下に資料館と湯築城の全景がデザインされたスタンプです。インクの色は赤。

湯築城 スタンプ台

100名城スタンプは資料館で押せます。月曜や年末年始の休館日があるので注意。専用のスタンプ台が用意されているところが親切。

湯築城 御城印

湯築城 御城印(限定版)

湯築城の御城印も資料館で購入できます。

「湯築城資料館 開館二十周年」とある、限定バージョン。写真では分かりずらいですが、「湯築城 跡」の文字が墨の黒ではなくて、なんと「金色」! 光を反射します。このためか、通常300円の御城印が、これは500円しました。「登城記念 国史跡 日本百名城八十番」の記載もあります。

後ろの家紋も独特。湯築城の城主であった河野氏の家紋「折敷に三文字紋」だと思うんですが、ちょっと判別しにくい。あと湯築城から出土した猫の足跡がある土師器の破片イラストまで入って、数ある御城印のなかでもなかなか豪華。

まとめ

愛媛県松山市の湯築城を訪れました。松山市は市内に現存12天守のひとつ近世城郭「松山城」と、南北朝〜戦国末期の中世城郭「湯築城」の2つを有するとは、なんとも贅沢。しかも日本最古の温泉とも言われる道後温泉に隣接していて、プレイバリューの高い城跡です。

朝、道後温泉の朝湯を楽しんだあと、湯築城(道後公園)に散歩し、土塁、外堀・内堀、資料館に復元武家屋敷、山頂からの眺めなどを家族と散策して楽しむ、最高でした。天守がないお城も楽しみ方はあるものです。以上、湯築城の登城ログでした。これで愛媛県の100名城5城をコンプリート!

城巡りで人生リッチに、資格リッチでした。それではまた!

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資格リッチ
都内に勤めるサラリーマン。 ”モテ資格探求家”として人生にモテる資格を求め90以上の資格を取得。 100名城登城、御朱印集め、モーターボート、グルメ、モデラー、ガジェット収集、筋トレ・ヨガなど趣味多数。 20代から資産形成にも取り組む。インデックス投資を軸として世代平均を大きく超える成果も実現。 都会(東京)と田舎(安曇野市)に二拠点を構え、ライフ・シフト後の生活スタイルを試行中。 資産形成する資格マニアの日常を綴ってます。