日本100名城、東京都は江戸城と八王子城の2城が選ばれています。今回は八王子城に訪れました。1年前の2018年4月にも訪れていて、2度目の登城。今回は歴史好きの友達に、八王子城ハイキングをコーディネートみました。
八王子城へのアクセス
八王子城ってどこにあるの?という疑問を東京在住の人でも持つことがあるかと思います。正解は「高尾」。八王子城の最寄り駅はJR高尾駅です。
土日のみ高尾駅北口1番バス乗り場から、八王子城跡行きのバスが1時間に1本の割合で出ています。高尾駅から10分程度の乗車。終点の”八王子城跡”下車で、八王子城に着きます。
八王子城
あらまし
八王子城は高尾の山に築かれた山城。小田原北条氏の城です。三代目氏康の三男、北条氏照が築きました。豊臣秀吉の小田原攻めの際、落城しています。
建物は残っていませんが、橋とか門、石垣や石畳は復元されています。麓の「居館地区(きょかんちく)」と山頂の「要害地区(ようがいちく)」が見どころ。居館地区から要害地区へは30分程度、山道を登ることになります。
ガイダンス施設
八王子城登城の始まりは麓のガイダンス施設から。八王子城跡バス停の隣です。綺麗な建物と展示物。八王子城のあらましを学んでから、城跡に臨むのがよいでしょう。100名城スタンプもここで押せます。

居館地区
山の麓、城主の館などがあった一帯が「居館地区」と呼ばれます。古道とよばれる林の中を歩いていくと、突如景色が開けて見事な石畳の道と石垣が見えてきます。春の明るい日差しに映える石垣。「東京にこんなところがあるなんて」と、参加者にも評判よかったです。

うぐいすが鳴き、山吹が咲く季節です。癒やされるなぁ。

曳橋(ひきはし)という復元された橋を通って・・・

お城らしい石垣と石畳の領域へ。

石畳の向こうには復元された門が旅人を迎えてくれます。

門をくぐると城主の館跡へ。建物はありませんが、発掘調査された跡が残っています。

心霊スポットとしても有名な”御主殿の滝”。落城時に北条方の武将や婦女子が自刃して身を投じたという悲劇の場所です。心霊スポットのため、みんな写真を撮らなかったので、1年前に撮った写真を掲載します。

八王子城のスケール感を感じる一枚。

要害地区
居館地区の散策を終えたら、いよいよ山頂に向けてのハイキング。この鳥居からスタートです。舗装されていない、樹の根っことかむき出しの結構な上り坂。女子にはキツかったみたい。

石段があるところはまだ楽なところです。このあとは余力なくて実況写真はなし。

9合目で八王子盆地が見渡せるスポットが現れます。

30分くらいの山登りで山頂につきます。山頂には八王子神社。八王子城築城にあたり、城の守護神とした「八王子権現」が祀られています。八王子の地名の由来はこの神社からだそう。


天狗らしき像も。高尾なら天狗伝説もありましたね。

山頂には本丸跡の碑と社があります。


まとめ
高尾駅→ガイダンス施設→居館地区→山登り→要害地区→ガイダンス施設→高尾駅と、だいたい4時間の行程でした。
天候にも恵まれ最高のハイキングとなりました。仲間も満足してくれたはず。特に城好きでなくても十分楽しめる観光スポットです。デートに家族サービスにおすすめです。