食べ歩き

【歴メシ】古代メソポタミア料理を銀座の隠れ家バーで食す

古代メソポタミア料理を食べない?というお誘いに、即答「行く!」。好奇心モンスター、こんなレアな体験は逃せません。行き先は銀座のバー「日々輝」。今回は古代メソポタミア料理体験記です。

古代メソポタミア料理って?

実は勇んで来るほど知識があったわけで訳ではないです。高校は日本史専攻だし。メソポタミアといえば、子供の頃習った最古の世界4大文明のひとつだなぁ、くらいの認識。チグリス・ユーフラテス川とか勉強したなぁ。マスター・キートンでも何度か出てきたかな? イメージ、砂漠っぽい乾燥したところ。改めて確認してみると、現在のイラクやシリアのあたりです。

古代メソポタミアで食べていたものといえば、いまでも中東のあたりの砂漠の民が食べているものに近いような気がしますが。豆とか粉モノとか? さて、どんなものがでてくるか。

ダイニングバー銀座 日々輝

古代メソポタミア料理を食べる、なんて聞くと、トルコ料理あたりのお店のイベントを想像しましたが、意外にもお店は銀座8丁目のバー。ダイニングバー13.5bar 日々輝というお店です。ダイニング、なんてつくとカジュアル感ありますが、行ってみるとシックな完全に大人のバー。

しかも入り口はかなり分かり難いところにある、隠れ家バーですな。グーグルマップ見ながら、あと数メートルが分からなくて、正直2回入口前を素通りしました。

古代メソポタミア料理体験

今回の古代メソポタミア料理は、イェール大学保有の「バビロニア文章集」の中の紀元前1600年頃の粘土板のレシピをもとに再現したものだそう。2019年11月2日から毎週火曜(18:00〜21:00)、土曜(11:30〜15:00,18:00〜21:00)の予約制。3品2,300円(税込み)です。

テーブルは二人席のみ、それ以上はカウンター。今回女性3人、男性1人の4人でしたが、ちょうどカウンターの角席にいい感じに収まりました。

1品目 古代小麦とラム肉のシチュー

まずは乾杯。ニンカシ風ビール(写真撮り忘れた)。古代メソポタミアのビール醸造を応用したビールカクテルです。ビールを白ワインで割り、蜂蜜を加えた甘いビールです。感じとして甘い白ワインに近かった。口当たりよくて、いくらでも飲める感じ。あ、ここにでてくる飲み物代はコース代金に含まれていません。

古代小麦とラム肉のシチュー
古代小麦とラム肉のシチュー

料理1品目。メソポタミア風野菜だしとクミン、コリアンダーをふんだんに使った羊のシチューです。ん、シチューとあったけど、これはスープだなぁ。

野菜とラムの味が滲み出た滋味深い味。スープの中に沈んでいたのはクスクス?と話していたけど、あれは古代小麦だったか。

古代小麦とラム肉のシチュー
古代小麦とラム肉のシチュー

ラム肉! さすがにメソポタミアがキーワードで来る人に、羊肉食べられない人はいないねぇとの会話に。むしろ羊肉へのあこがれがあるくらいですね。4人のうち女子2人がモンゴル滞在経験ありでした。それもすごい。メソポタミアからチンギス・ハーンの話題に飛んじゃうのも歴史好きならでは。

2品目 レンズ豆と麦のリゾット

レンズ豆と麦のリゾット
レンズ豆と麦のリゾット

レンズ豆と大粒の麦のプチ・プチっとした食感と餡のとろみが絶妙なリゾット。鶏肉と赤ワインビネガーが味わいを深くしているそう。パクパクいけます。もっと食べたい!

3品目 バターミルクケーキ

バターミルクケーキ
バターミルクケーキ

ビスタチオとデーツを使い、バターとミルクで練り上げたメソポタミアスイーツ。別名が「カロリーの爆弾」。確かにね。玉ねぎを加えた謎の蜂蜜ソースを付けて食べます。一人二枚。ソースの甘じょっぱさが食欲を増進させます。が、これデザート。3品なので、食事はここまで。

古代の人って、こうゆうの食べてたのか〜。硬いね、とか味気ないね、とか日本人には難しいね、的な会話を想像していたのだけど、なんと美味しいではないか! 現代人向けにアレンジは入っているかもしれませんけど。古代メソポタミア、イケます!

ジョージアワイン

古代メソポタミアを味わったあとは、いや初めからか、飲みモード。バーですから、美味しい飲み物はたくさんあります。

ジョージアワイン
ジョージアワイン

ワイン発祥の地とも呼ばれるジョージア。昔はグルジアと呼んでましたね。古代から伝わる土壺での醸造「クヴェヴリ製法」で作られた赤ワイン。

プレミアムビール ガージェリー

プレミアムビール ガージェリー
プレミアムビール ガージェリー

マスターおすすめ、飲食店限定プレミアムビール ガージェリー。シャンパンと同じ瓶内熟成のビールです。味以上に惹かれたのが専用グラス。これです。

ルーン文字のグラス
ルーン文字のグラス

なんとルーン文字が書かれたグラス。魔力とか宿ってない? これに液体が注がれたとこ見たい!

プレミアムビール ガージェリー
プレミアムビール ガージェリー

ということで、ガージェリーを注ぎました。いい感じ。ルーンの魔力で一層ビールが旨い!

まとめ

過去の料理を再現するのを”歴メシ”っていうんですね。いや〜、美味しい体験でした。

マスターいわく、「コスプレした子が来てここで写真撮っていくんだよね、「マスター」とか言って。よく分かんないんだけど」だって。あ〜、それFateってゲーム・アニメのギルガメッシュのことだな。分かっちゃう私も大概ですが(笑)

古代メソポタミア料理、年内中の予定が、好評につき1月まで期間延長だそうです。とはいえ期間限定、予約制ですから、気になる方、お早めに! 私は日々輝さん、これから隠れ家として使わせてもらおうと思います。

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レシピの詳細はこちらを参考にしました。

美味しい料理で、紀元前2600年のウルクにタイムスリップ!ギルガメッシュとエンキドゥが愛した料理が食べられるレストランが登場(音食紀行)

歴メシの研究は遠藤雅司さんという方がされているそう。こちらの本が店内にも置かれていました。

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資格リッチ
都内に勤めるサラリーマン。 ”モテ資格探求家”として人生にモテる資格を求め90以上の資格を取得。 100名城登城、御朱印集め、モーターボート、グルメ、モデラー、ガジェット収集、筋トレ・ヨガなど趣味多数。 20代から資産形成にも取り組む。インデックス投資を軸として世代平均を大きく超える成果も実現。 都会(東京)と田舎(安曇野市)に二拠点を構え、ライフ・シフト後の生活スタイルを試行中。 資産形成する資格マニアの日常を綴ってます。