米国高配当株式ETFを購入しようと思ってます。購入にあたって、証券会社の米国株購入の手数料などを比較してみました。
米ETFの購入手数料の比較の理由
米ETFを購入する際の手数料比較サイトを確認していたら、情報がちょっと古かったようです。2019年10月13日現在の手数料を自分で確認することにしました。比較したのは私が取引している4つの証券会社です。
- 楽天証券
- SBI証券
- マネックス証券
- 大和証券
今回は米ETFという明確な買いたいものがあるので、アメリカ以外の国の海外株などの取り扱いなどはメリットとして考慮していません。
米国株式の最低売買手数料問題
米国株の売買手数料は約定代金の○%となりますが、このほかに最低売買手数料というのがあります。約定代金の○%と最低売買手数料を比較して、高い方が採用されます。
例えば1ドル100円、売買手数料を約定代金の0.45%、最低売買手数料を5ドルとします。
このとき5万円(500ドル)の海外ETFを購入したとすると、
売買手数料:500ドル×0.45% = 2.25ドル
仮に最低売買手数料が5ドルの場合、手数料は2.25ドル(225円)ではなく、5ドル(500円)の手数料が採用されます。275円も差がでるわけです。11,111ドル以上(およそ11万円以上)買わないといけないと、手数料負けしてしまいます。
という問題がありましたが、各社最低売買手数料の値下げ合戦を繰り広げた結果、大体の証券会社で最低売買手数料は0ドルとなっています。先程情報が古かったと言ったのはこの部分。この半年内の出来事です。自分の目で確認すること大事。
では実際に証券会社のサイトをチェックしてみます。なおドル表記のものは米ドルです。また数値は2019年10月14日時点のものです。またメリット・デメリットはあくまで私にとってのものであることをご了承ください。
楽天証券
私がいま一番育ている証券口座。できればここで取引したい。
売買手数料:約定代金の0.45%(税込0.495%)
最低手数料:0ドル
最高手数料:20ドル(22米ドル)
※最低手数料が無料となるのは約定代金が2.22ドル以下の場合のみ
為替手数料:25銭
メリット
・超割コースなら取引手数料の1%分の楽天スーパーポイントがもらえる!
・口座管理画面は日本株やファンドだけでなく、海外株式も串刺しで見れるので便利
デメリット
・米株投資では、日本株投資で便利な楽天銀行からのマネーブリッジが利用できない
予め証券口座に買付金を振り込んでおく必要がある。
SBI証券
ほぼ休眠口座。過去ちょっと米株を買ってたことあり。預けている金額も少ないし、クローズするつもりで調べたら、忘れてた米ドルの預り金2,000ドルを発見。驚いています。米ETFの積立ができるし、一気に育てたい証券口座No2になりました。
売買手数料:約定代金の0.45%(税込0.495%)
最低手数料:0ドル
上限手数料:20ドル(税込22ドル)
※最低手数料0米ドルが適用されるのは、約定代金が2.05ドル以下の場合のみ
為替手数料:25銭
※住信SBIネット銀行を利用すると4銭
メリット
・米国株・米国ETFの自動積立ができる!
⇒私には超魅力的
・住信SBIネット銀行を利用すると為替手数料4銭
⇒ただし住信SBIネット銀行の口座をもっておらず、
いまのところ銀行口座を増やしたくないので、私にはメリットにならず
デメリット
・口座管理画面は円建て、外貨建てと別々だし、画面がごちゃごちゃしていて見難い
⇒まさか2,000ドルも預り金に入っていて気づかないなんて、画面構成が悪いせい
玄人向けな気がシステムなする
マネックス証券
私が育てる目安としてる残高1千万円を越えたので、育て終わった口座。でもつみたてNISAとiDeCoの口座にもしているので、まだまだ育って行きます。
売買手数料:約定代金の0.45%(税抜)
最低手数料:0ドル
最高手数料:20ドル
為替手数料:25銭
※2019年7月8日~2020年1月7日約定分(予定)まで、
米国株取引にかかる米ドル買為替手数料は無料
メリット
・いまなら米ドル買為替手数料は無料!
・口座管理は楽天証券にはちょっと劣るけど、日本株やファンドだけでなく、
NISAもiDeCoも海外株式も串刺しで見れるので便利。
デメリット
・特に見つからず
大和証券
実は相続で親から受け継いだ口座。保守的で子供に株はするなと言っていた親が、まさか証券口座を持っているとは思わなかったです。ネット証券を使い慣れている身からすると、高コストの塊で逆に新鮮。とはいえ、ネット証券なんてない30年前、20代のサラリーマンだった私が初めて証券口座を開いたのは大和証券だったので、それなりにお世話になりましたが。
必要な手数料
・国内取次手数料
・現地委託手数料
・諸経費
国内取次手数料
〜100万円:約定代金の0.99%(税込)
〜300万円:約定代金の0.88% + 1,100円(税込)
300万円以上は私が取引する気がにないので略
現地委託手数料と諸経費
その時々の市場状況、現地情勢等に応じて決定するので非公開とのこと
口座管理手数料(年間)
外国証券:3,300円
ただしプレミアムサービス加入者は無料
預かり資産評価額1,000万円以上も無料
メリット
・特になし
デメリット
・手数料がネット証券のほぼ倍。かつ現地委託手数料とか口座管理手数料とかあり
まとめ
大和証券は国内取次ぎ手数料の高さに加え、不透明な手数料と口座管理手数料がかかるから論外。
楽天証券、SBI証券、マネックスは手数料の値下げ合戦をした結果、条件は横並びです。
売買手数料:約定代金の0.45%(税抜)
最低手数料:0ドル
最高手数料:20ドル
為替手数料:25銭
としたらプラスアルファになにがあるか。私的には楽天証券のポイントキャッシュバックか、SBI証券の積立か、マネックスの為替手数料無料あたりがプラスアルファ。SBI証券を気合入れて育てるなら、住信SBIネット銀行を利用した為替手数料4銭と自動積立が最強だと思うんですが、目下育てている証券会社は楽天証券。
そして口座を育てる(資産を積み上げていく)という観点から、資産種類に関わらず総合計が見やすい口座管理画面を重要視しています。ということで、今回は米ETFの購入は楽天証券でやってみようと思います。