旅する資格マニア、日本城郭検定ホルダーが挑む日本100名城の旅。9月上旬の萩・津和野旅行に続き、9月下旬に兵庫県を2泊3日で旅してきました。姫路城→赤穂城→明石城をまわってます。
今回は2023年9月25日に訪れた、日本100名城 No.60 兵庫県)赤穂城の登城ログです。宿泊した宿もよかったのでちょっと書いてます。

赤穂城とは
赤穂城は兵庫県赤穂市にある城です。日本100名城No.60に選定されています。忠臣蔵で有名な赤穂浪士たちの故郷の城です。
赤穂城の創築ははっきりしない。しかし、浅野長直が入城し、三角州の先端という要害の地にあった陣屋を慶安元年(1618)に着手した工事によって近世城郭として整備した。築城にあたっては甲州流軍学と山鹿流軍学を取り入れ、折れを多用した縄張りが極めて特徴的である。天守台は築かれたが、幕府からの許可が下りず天守は築かれなかった。昭和58年(1983)から発掘調査が行われ、その結果に基づいて本丸門(櫓門)や本丸庭園、海城ならではの船着き場などが復元整備されている。
日本100名城ガイドブック
赤穂城へのアクセス
JR赤穂線「播州赤穂」駅から徒歩15分の場所にあります。
所在地:兵庫県赤穂市上仮屋
連絡先:0791-43-6962(赤穂市教育委員会)
公式サイト:http://www.ako-hyg.ed.jp/bunkazai/akojo/
赤穂城 登城記
午前に姫路城を登城したあと、赤穂城に向かいます。
姫路城から赤穂城へ
14:34 JR姫路駅発、播州赤穂駅行きの普通電車に乗車。本日2つ目の100名城、赤穂城へ向かいます。
15:06 電車に揺られること32分。乗換なしで播州赤穂駅に到着。忠臣蔵の赤穂浪士たちの故郷です。

まずは駅の中にある観光情報センターで情報収集。「赤穂大石神社」と「赤穂城」に行きたい旨と本日の宿泊先を伝えると、バスをお勧めしてくれました。

15:25、播州赤穂駅の2番バス乗り場から「亀の井ホテル赤穂」行きのバスに乗ります。写真は赤穂城へ向かうバスの車窓からの一枚。

乗車は5分。「大石神社東」バス停で下車。まずは大石神社を目指します。住宅街の先にある感じでちょっと見つけにくかったです。

大石神社についたはず。だけどここはどう見ても赤穂城の城門ですね。後で確認したら大手門(正門)でした。

石垣に堀も綺麗に残ってます。
赤穂大石神社

城門をくぐったところ。櫓も見えます。

浅野家筆頭家老 大石内蔵助の一家三代が57年にわたり住んでいた大石屋敷の正面門長屋跡。筆頭家老は城内に屋敷を構えてたんですね。

15:40 大石神社どこ?と進んできましたが、ようやく大石神社にでました。車でくると一発で参道に着くようです。

参道の左右には忠臣蔵の大石内蔵助像と、、、

四十七義士像が並びます。赤穂の英雄を祀る神社ということがよく分かります。宿敵成敗と忠の大願を果たした「大願成就」の神社です。

大石神社社殿。実直な感じが伝わる綺麗な神社でした。

大石神社の御朱印もいただきました。「大願成就」が金の文字で入ってます。

15:55 大石神社参道をでて、赤穂城の天守跡の方に向かいます。
赤穂城 本丸

本丸に向かう途中に案内図がありました。本丸と大石神社の位置関係がようやく分かりました。

赤穂城 本丸櫓門。

本丸を囲む内堀と石垣です。

赤穂城本丸跡は綺麗に整地されてます。公園ですね。そういえば入場料のようなものはありませんでした。平日午後のせいか、ほとんど人もいなかった。

本丸内に庭園も復元されてました。
赤穂城 天守台

天守台跡が見えたので、登ってみます。

天守台に登ったところ。芝生になってます。ここに天守が造られることはなかったそう。幕府が許可しませんでした。

赤穂城天守台からの眺め。本丸庭園側。

赤穂城 天守台からの眺め。本丸門方面。

赤穂城 天守台からの眺め。厩戸門方面。城壁がみえます。

16:15、来た道とは別の道を通って清水門跡から赤穂城を後にしました。
赤穂市立歴史博物館

16:20 帰り道見た建物。蔵かなと思ったら赤穂市立歴史博物館でした。余力なかったので寄りませんでしたが。
赤穂城 100名城スタンプ

100名城スタンプは本丸櫓門の扉の裏においてありました。「ご自由に押してください」方式です。赤穂市立歴史博物館にも置いてあるそうです。

赤穂城の100名城スタンプは、正方形の枠に本丸櫓門を上空から眺めた絵を収めたデザイン。スタンプ色は赤です。
赤穂城 御城印

赤穂城の御城印は駅の観光情報センターで購入できます。お城に行っても手に入らないので注意。1枚300円、日付は自分で書き込むタイプです。
忠臣蔵の義士たちの羽織に入ってたギザキザの雁木模様が、赤穂感を醸し出します。二つの家紋は浅野家と大石家のものだそう。
亀の井ホテル赤穂
兵庫旅行の宿泊はここ、赤穂にしました。赤穂温泉もあるし、瀬戸内海の眺めが良さそうだしと思ってね。偶然、赤穂城に向かう時乗ったバスの終点でした。
選んだ宿が「亀の井ホテル赤穂」。かんぽの宿が払い下げられたとこらしいですが、オーシャンビューで部屋からの眺めがすごい。

亀の井ホテル赤穂 部屋からの眺め。この眺めが大浴場の露天風呂からも見れます。この露天風呂、温泉なうえ、瀬戸内海と一体化したようにみせるインフィニティ露天風呂。赤穂の塩サウナもあり、夜の瀬戸内海の風に吹かれての整い時間は最高でした。料理も美味しかったし、超おすすめ。
まとめ
2023年9月に日本100名城のひとつ、兵庫県の赤穂城を訪れました。
播州赤穂駅からバスで5分。赤穂大石神社と本丸跡が赤穂城の見どころです。平城で城内は歩きやすく整備されてます。忠臣蔵を偲んで散策するにはいい感じの公園です。天守はありませんが、天守台に登ることができます。滞在時間は1時間ほど。堪能しました。
明日は明石城に登城します。