この3月、長野の片田舎で一人暮らししていた母が他界しました。なんとかバタバタが落ち着いたところです。備忘も兼ね、かかった費用などを記事にしてみます。
死因
心臓から出ている大動脈が裂ける”大動脈解離”という病気でした。高血圧ではありましたが、特に倒れるような兆候はありませんでした。死去の当日発症し、そのままといった感じです。
他界までの経緯
前日まで農作業をしてたり、元気でした。夜は私と電話で普通に会話。不調を訴えることもなかったです。
翌朝、家の様子が普段と違うことに気づいた隣のおばさんが、息も絶え絶えの母を発見。救急車を呼んだところ、救急隊員が”非常に危険な状態”と判断して、ドクターヘリを要請(実家は病院まで30分かかる田舎)。ドクターヘリで大学病院に運ばれICUへ。検査している間にも容態が悪化。手の施しようがなく、1時間ほどで心停止だったようです。
死去に伴いかかった費用
医療費
救急車でヘリポート→ドクターヘリ→信州大学病院のICUに。検査を受けるも、手術はナシのケースで総医療費は240,993円。うち患者負担分は30,083円でした。国民健康保険(国保)のおかげで、支払い額はずいぶんと安くなります。ちなみに国保の負担率は20%でした。
ICUにいたのが1日だったこと(それでも入院扱い)、手術はなかったなどの上で、この金額です。緊急手術とか受けていたら、かなり医療費は上がったはず。たぶん死亡のなかでも、あまり費用がかからなかったケースのような気がします。またドクターヘリと救急車の費用の請求はありませんでした。

お布施代
今回は菩提寺に遺体を預かってもらい、通夜、告別式、食事などを行いました。
宗派は浄土宗。告別式は一役三仏というお坊さんが4人付く形式(つまり高い)。正直お坊さんは一人でよい気がしましたが、今回遺体を預かってもらったり、葬儀の場所としてお借りしたりと、いろいろお世話になったので、お寺さんの提案通りの形式としました。
お布施(法要代とか戒名代)で30万、膳部料・お車代で4万(1万×4人)、お寺使用料で7万、初七日法要1万で計42万円でした。
葬儀社の費用
遺体の搬送から会場のセッティング、会食の手配、お返しの品の購入などなど、かなり葬儀社には依存しました。優秀な担当さんでとても助かりました。費用は約130万です(最終的な支払い金額は連絡待ちの状態)。会食などは約50人の想定で準備してます。
その他の出費
世話役や葬儀でお世話になった方へのお礼、葬儀期間中の遺族側の食事、交通費など細々とした出費をまとめると、だいたい10万くらいにはなっていると思います。
今後、お墓代や位牌、仏壇、四十九日法要などの費用がかかってきますが、分かってきたら追記します。
香典など入ってきた額
香典、生花代、お供えなどで約120万円ほど頂戴いたしました。74歳の田舎のおばあちゃんの葬儀にしては集まったのではないかと思います。母は結構交際範囲も広かったようです。
偶然にも葬儀社への支払いとほぼ近い額でしたので、この2つで相殺し合う感じです。
まとめ
とにかく葬儀を出すのは大変ですので(私が喪主でした)、多少お金がかかってでも楽をしたかったです。そういった意味で、お寺や葬儀社にあまりケチることはしなかったので、70代女性の葬儀にしては費用をかけた方かもしれません。当然入ってくる額より出費のほうが多いですが、マイナス幅は60万くらいのようです。
また国保の埋葬料などはまだ請求できていません。その当たりが出てきたら、追記していきたいと思います。
物価や費用は長野の片田舎基準、また葬儀費用なんかは地方によってそれぞれだと思うのでほんとに参考程度でしかありません。それでも参考になれば幸いです。