学びと投資でライフ・シフト、資格リッチです。今日は学び。初級バーベキュー検定を受けてきました。カッコいいバーベキューができれば、ちょっと人生変わりそうな気がします。
バーベキュー検定とは
バーベキュー検定とは日本バーベキュー協会が考案した、日本に本物のバーベキュー文化を作り出すためのバーベキュー教育のためのプログラム。
初級バーベキュー検定=初級バーベキューインストラクター認定試験です。約4時間のプロググラムを受講後、筆記試験を受けます。これに合格して認定申請をすれば、BBQインストラクターに認定されます。初級の上には中級、上級、MC資格があります。
今回は初級バーベキュー検定のレポートです。
受講前のBBQスキル
正直バーベキューは2,3回くらいしか経験なく、もっぱら食べる方。自分で提供する経験ナシ。だからインストラクターなんてとてもとても。検定に落伍しないかハラハラでした。
バーベキュー検定の会場と受講料
バーベキュー検定は全国で不定期に開催されているので、日本バーベキュー協会のHPやFacebookをチェックする必要があります。
僕は神奈川県川崎市の黒川青少年野外活動センターで受講してきました。黒川駅なんて初めて降り立ちました。資格マニアは新しい経験に事欠きません。
参加費は10,800円。ただし川崎市在住だと1,000円引きの9,800円で受けられました。
初級バーベキュー検定のレジュメ
午前と午後の2回開催され、僕は午後の部に参加。60名くらいの受講でした。
検定の時間割はこんな感じ。13時半から始まって18時過ぎまでかかりました。(開始は午前の試験が押して、ちょっと待たされましたけどね)
- 第一部:スマートバーベキュー基礎座学(75分)
- 第二部:スマートバーベキューデモンストレーション(90分)
- 第三部:筆記試験(10分) ※30問中20問正解で合格
- 第四部:エンドバーベキュー&アメリカンバーベキュー
第一部:スマートバーベキュー基礎座学
座学、退屈かと思いましたが、面白くてあっと言う間でした。講師は日本バーベキュー協会の下城会長。カーボーイハットが特徴。とっても熱く提唱するスマートバーベキューを語ってくれました。
響いた言葉をいくつか。
・BBQ UP!! バーベキューの力で日本を元気にする
・野外焼肉と本物のバーベキュー文化は違う
・バーベキューは野外料理ではない
・日本はまだ本当のバーベキューの楽しみ方を知らない
・バーベキューは型。ただのバーベキューから「スマートバーベキュー」へ
・ちょっとしたコツや有用な道具を知っているだけでBBQが劇的に美味しく楽になる
・肉中心から人中心にマインドチェンジ!
・焼くところでは食べない、焼きながら食べない
バーベキューで一番重要なこと
- ポーク 寄生虫が死ぬ肉芯温度 63度以上
- チキン 寄生虫が死ぬ肉芯温度 65〜70度以上
- ビーフ 牛肉表面のO157,O111の死滅温度は80度 ※ミンチの場合は肉芯まで
第二部:スマートバーベキューデモンストレーション
本日のメインイベント、デモンストレーションです。雨が降ってましたが、巨大な天幕のおかげで問題なくバーベキューができました。
まずは超簡単な炭火起こしから。チムニースターターを言うものを使います。本日教わったテクニックを使えば新聞紙1枚で炭に火が着きます。
まずは牛肉。分厚い肉に手を施してスリーゾーンファイアという炭の配置(チャコールレイアウト)で焼きます。肉をゲストにサーブするときの、おもてなしの仕方もここで教わります。
続いてチキン。これはスプリットツーゾーンファイアという炭の配置で焼きます。
続いてシュラスコ形式の串焼き。焼けたあとは、串を手にみんなで記念撮影。ここに参加者の交流を深める気配りがあります。
野菜焼きはピーマンとしいたけ。一見ただ焼いているようですが、旨く食べる工夫が凝らされています。
実はここまでインストラクターさんが焼いているので、受講生は感激しながら食べるのみ。唯一自分で焼くのが”パン”です。このパン焼きにはミッションが課せられているのですが、それは内緒。
楽しいバーベキューも締めるときにはデザートを。これも焼くんですね、フルーツを。
フルーツを焼くとどうなるかというと、こんな感じ。焼いたフルーツも美味しいですよ。
第三部:筆記試験
食べたあとは、いよいよ筆記試験。屋内に戻り、30問を10分で解きます。
3択から選択ですが、2つ選べとか、間違いはどれかとか、さり気なく引っ掛け問題もあったり。油断してたら意外と不合格者でそうな試験ぽい気がしましたが、ほとんどの人が受かるそうです。
試験結果は1ヶ月後に届くとのこと。
第四部:エンドバーベキュー&アメリカンバーベキュー
食べたし、試験もしたし、エンドバーベキューってなんだろと思いつつ、再び屋外へ。
エンドバーベキューはマシュマロをみんなで焼きます。「強すぎる火は人を遠ざける。弱い火は人を集める」という言葉通りに、みんながバーベキューグリルを囲んで、今日を振り返ります。
あと第二部でポークだけ食べてない? これはアメリカンバーベキューということで、ここででてきます。
第二部で骨付き肉にBBQラブというものを生肉にたっぷり塗りつけて、準備してました。それが第四部で登城。これを切り分けて、骨ごとしゃぶる感じでいただきます。
最後はみんなで記念撮影して解散。僕は下城会長とツーショット、いただきました。
さいごに
まずバーベキューのホスト経験なくても、初級は問題なく受講できます。自分で肉は焼かずに食べるのみ。筆記試験も難しくありません。ただ相当量の知識の伝授は受けます。今後BBQの実践経験を持てるかが、この検定が有益かどうかの分かれ道でしょう。
世の中、検定料とか資格認定料目当ての試験は多いです。バーベキュー検定もそうでないとは言わないけど、とにかく”おもてなし”されて受験料分食べさせてもらった気がします。そのため満足度は大変高し。
正しいバーベキューには「ホストがいてゲストがいる」と教わりました。また茶道と同じく「もてなし」であると。これを体感させてもらったのが、デモンストレーションです。
僕がバーベキューをこんなホストをできるようになるか、これから僕のバーベキュー修行が始まります。こんごのライフ・シフトにちょうどいいお題です。