日本100名城

日本100名城 登城ログ 大分県)岡城

旅する資格マニア、日本城郭検定ホルダーが挑む日本100名城の旅。今回は2023年4月21日に訪れた、日本100名城 No.95大分県)岡城の登城ログです。

岡城

岡城とは

岡城は大分県の山間部、竹田市にある日本100名城No.95に選定されているお城です。天守はなく、山頂に立派な石垣に囲まれた城跡が残る城。瀧廉太郎の「荒城の月」の「荒城」のモデルとされる城です。

岡城とは、標高325m、比高95mの天神山に築かれた山城である。その歴史は古く、文治元年(1185)に緒方氏が築いたのが最初だと伝えられている。その後、元徳3年(1331)に志賀貞朝が入り、城を拡張した。現在残る高石垣を多用した近世城郭となったのは、文禄3年(1594)に中川秀成が入ってからのことである。本丸を中心に二の丸、三の丸、西の丸がおかれ、高石垣が巡らされた。本丸には天守代わりの御三階櫓が、西の丸には御殿がつくられた。明治になって城の建物はすべて解体されてしまった。この地で過ごしたことがある作曲家瀧廉太郎の代表作「荒城の月」は、この荒廃した岡城がイメージになっていると言われている。

日本100名城公式ガイドブック より

岡城へのアクセス

JR大分駅から豊肥本線で1時間ちょっと、JR豊後竹田駅が最寄駅。豊後竹田駅からはタクシー約5分で料金徴収所。ここから登り道、徒歩約30分で本丸跡につきます。

所在地:大分県竹田市大字武田2761
連絡先:0974-63-1541(観覧料徴収所)
サイト:okajou.jp

岡城 登城記

大分駅から豊後竹田駅へ

午前に大分府内城に登城したあと、豊肥本線に乗って、豊後竹田駅を目指します。大分府内城の登城ログはこちらからどうぞ。

大分駅

大分駅から、12:21発の豊後竹田行きに乗りました。

豊後竹田駅

約1時間の電車の旅、13:35に豊後竹田駅着です。

豊肥本線

乗ってきた電車と違いますが、味があるので1枚。こちらは翌日帰りに乗った電車です。

落門の滝

駅のフォームから見える「落門の滝」。写真中央。写真では分かりにくいし、気がつかないで改札に行ってしまう人もいますが、切り立った崖の上から一筋流れ落ちる落水は、気がついた人から歓声あがるほどの光景。見逃すのは勿体無い。

落門の滝(たけ旅)

豊後竹田駅から岡城へ

観光タクシー

写真は岡城の駐車場。

豊後竹田駅から岡城まではタクシーで行きました。事前に予約していた観光タクシーに乗り込んで岡城へ。1時間ガイド付き6,000円。今回は夫婦旅なので、あまりケチらずにいきます。

観光ガイドタクシーの予約は竹田観光案内所で受け付けてます。詳細はこちら。

たけ旅 モデルコース 天空の城 岡城跡 コース1(たけ旅)

観覧券販売所

駐車場に隣接の観覧券販売所。観覧券は300円(高校生以上)。100名城スタンプ、御城印もここで入手できます。竹田市をいろいろまわるなら、城下町パスポート800円もお得です。

観覧券販売所から大手門へ

本丸まで徒歩で向かいます。登りですが、道は整備されてます。

岡城

観覧券販売所から歩き始めたところ。手前の断崖絶壁は石垣ではなく、阿蘇山の噴火でできた阿蘇溶結凝固岩。

岡城

道が舗装されたものから土に。眼前に石垣が見えます。

岡城

途中の看板。

岡城

「史跡 岡城跡」の石碑。

岡城

途中階段もあります。ガイドさんによると昔、エレベーターを通す話もあったけど、決まらなかったそう。このままのほうがいいな。

岡城

大手門跡が見えてきました。

岡城

大手門跡。両側に立派な石垣がそそり立ちます。

岡城 散策

岡城 古大手門跡

こちらは岡城の古大手門跡。ガイドさんによると、訪れた藤堂高虎が大手門はあっちに作った方がよいとアドバイスして、廃止になった門だそう。

岡城


大手門跡の位置から本丸方面を眺めます。本丸まで結構遠いです。

岡城 高石垣


山頂に綺麗に整形された石で高石垣が築かれてます。

岡城 三の丸からの眺め

岡城 三の丸からの眺め。阿蘇くじゅうの山々とのこと。

岡城 藤棚

三の丸跡には藤棚もありました。

岡城 瀧廉太郎像


二の丸跡にある瀧廉太郎像像。前述のように、瀧蓮太郎の「荒城の月」は岡城がモデルだそうです。

岡城 神社

岡城本丸跡にある岡城天満神社。あの島津の攻めにも落ちなかった難攻不落の城。「落ちない」ということで、受験生に人気だそう。

岡城 御三階櫓跡


岡城 御三階櫓跡。特に何もないです。

岡城 御三階櫓跡からの眺め


本丸跡からの眺め。

岡城

本丸からの帰り道。観光ガイドのタクシー運転手の方と奥様。

岡城スタンプ

観覧券販売所

岡城の100名城スタンプは観覧券発売所で押せます。

岡城 100名城スタンプ

岡城の100名城スタンプの色は黒。高石垣がデザインされています。

岡城 御城印

岡城 御城印

これが岡城の御城印。300円。観覧券発売所で購入できます。

書き置きで、日付は自分で入れるタイプ。中央の家紋は岡藩主中川氏の家紋「中川柏」です。

長湯温泉

せっかく竹田まで来たからには、駅から車で約30分、長湯温泉に泊まるのがおすすめ。日本でも少ない炭酸泉を楽しむことができます。温泉ソムリエとしては是非とも来たかった温泉の一つです。

大丸旅館

今回は与謝野鉄幹・与謝野晶子夫妻も泊まった老舗 大丸旅館に泊まりました。川沿いのせせらぎの音が聞こえる部屋で、癒されます。

ラムネ温泉館

大丸旅館は外湯としてラムネ温泉館が無料で使えます。ぬるめの炭酸泉を存分に味わうことができます。

大丸旅館 料理

料理も豪華。美味しかったですよ。


まとめ

2023年4月、大分県竹田市の岡城を訪れました。山中に立派な石垣だけが残る城跡。瀧廉太郎の「荒城の月」のモデルとなったと言われる城です。

駅から遠く、観光タクシーを利用して登城しました。駐車場以降は登り坂。歩いて本丸を目指しますが、整備された道でそれほどきつくありません。岡城は高石垣に、付近の山々を遠方に見渡す光景が素晴らしい城跡でした。山頂の大手門跡から本丸跡までの城内も広く、歩きがいがありますよ。

あと岡城まできたら足を伸ばして長湯温泉に泊まるのがおすすめ。「ラムネの湯」と呼ばれる炭酸泉を楽しむことができます。

以上、岡城の登城ログでした。城巡りで人生リッチに、資格リッチでした。それではまた!

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資格リッチ
都内に勤めるサラリーマン。 ”モテ資格探求家”として人生にモテる資格を求め90以上の資格を取得。 100名城登城、御朱印集め、モーターボート、グルメ、モデラー、ガジェット収集、筋トレ・ヨガなど趣味多数。 20代から資産形成にも取り組む。インデックス投資を軸として世代平均を大きく超える成果も実現。 都会(東京)と田舎(安曇野市)に二拠点を構え、ライフ・シフト後の生活スタイルを試行中。 資産形成する資格マニアの日常を綴ってます。