旅する資格マニア、日本城郭検定ホルダーが挑む日本100名城の旅。今回は2023年4月21日に訪れた、日本100名城 No.94 大分県)大分府内城の登城ログです。

大分府内城とは
大分府内城は大分県の中心、大分市にある日本100名城No.94に選定されいるお城です。資料などでは府内城と書かれていることが多いようです。大分県で100名城に選ばれている二つの城のうちの一つ(もう一つは岡城)。天守はなく、現在は公園となっています。
慶長2年(1597)、福原直高が府内に入封後、築城を開始、同4年(1599)に望楼型の三重天守が築かれた。関ヶ原の戦い後、竹中重利が創建当初の天守を新式の層塔型へと改めるなどの大改修を行なった。北方は海、東側は大分川に面した縄張で、本丸、二の丸、山里丸、北の丸が梯郭式に配された。寛保3年(1743)に城下からの出火により天守ほか多くの建物が焼失。以後天守は再建されず、焼失を免れて明治維新後も残っていた着到櫓なども戦災によって失われてしまった。現存の建物は宗門櫓と人質櫓のみであるが、戦後、西之丸南西隅櫓、大手門、着到櫓、廊下橋が再建された。
日本100名城公式ガイドブック より
大分府内城へのアクセス
大分府内城へは、JR日豊線「大分」駅から徒歩15分。街中にあり、アクセスしやすい城です。
所在地:大分県大分市荷揚町4−1
連絡先:097-537-5639(大分市教育委員会文化財課)
サイト:https://www.city.oita.oita.jp/o204/bunkasports/shitebunkazai/1352943146749.html
大分府内城 登城記
大分府内城は2泊3日の大分旅行の初日午前に訪れました。温泉県大分、温泉ソムリエとしては城と温泉でワクワクがとまりません。
大分府内城へ
大分空港からバスで大分駅へ。大分旅行のスタートです。

JR大分駅。ニワトリの銅像。九州で最も東に位置し、朝が早いことに因んだそうです。
荷物はコインロッカーに預け、身軽になって大分府内城へ。午後は岡城に向かうので、ちょっと忙しめ。

駅から徒歩15分ですが、ちょうど良いバスがあったので、大分駅からバスできました。大分市役所・合同新聞社前バス停で下車。乗車時間は5分くらい。Suica使えました。

バスから降りて道路沿いすぐに、堀と櫓が見えます。大きさを感じます。

道路沿いの直進した先の門が大手門だったのですが、それを知らずに曲がってしまい、裏口の門(パンフには特に門の名前なし)から入城してしまいました。
大分府内城 散策

いよいよ城内へ。入り口の道が広くしっかり舗装されていた理由は、のちほど分かりました。

現地でもらった府内城ウォーキングマップに本日の経路を記してみました。天守台に登ったあと、天守台の周りをぐるっと。100名城スタンプをゲットして大手門から退城です。

天守台を見上げる図。石段&階段をあがってきます。

天守台にあがったところ。なにもない広場です。

天守台から廊下橋が見えます。

天守台をおりて別角度から整備された庭から天守台を眺めます。
実は城内、城址公園という名称にそぐわず、ほぼ整地された駐車場。なのであまり見るところありません。マニアは四方の櫓や石垣をチェックなんでしょうが、今回そこまで時間をとれませんでした。

「府内城絵巻」という資料展をやってました。せっかく絵巻なんて素敵な名前つけてるのに、プレパブの簡単なつくりで残念な感じ。駐車場の管理者がいるようなイメージです。
ふつうスルーしちゃうところですが、入ってお城の歴史など説明を聞いてきました。この府内城の堀、もともと海水をひいてたそうです。今見えてる駐車場とは別の光景がイメージできたのは、入ってよかった点。ここで100名城スタンプが押せました。

城内側から見る大分府内城大手門。この門の下には本来の100名城スタンプ置き場があります。

大手門をでたところ。門から覗いて分かるように、駐車場なんですよね。残念感。

堀と石垣を見て、お目直し。うん、立派ですねー
所用時間30分ほど。バスにのって、大分駅に戻り、午後は岡城へ向かいます。
大分府内城 100名城スタンプ

大分府内城の大手門の下にある 100名城スタンプ置き場

スタンプ台。

大分府内城のスタンプは赤。西之丸隅櫓をデザインしたものになってます。押した後に、ちょっと滲ませてしまいました。
大分府内城 御城印
登城時点(2023年4月)で、大分府内城の御城印はないようです。
まとめ
2023年4月、大分県大分市の大分府内城を訪れました。天守はなく天守台だけが残ります。堀と石垣・櫓は見事なんですが、城内は整地されて駐車場として使われていました。よく城址は憩いの公園として使われていることが多いのですが、城好きとしてはかなり残念な使われ方でした。よそ者がとやかくいうことじゃないですけどね。
以上、大分府内城の登城ログでした。城巡りで人生リッチに、資格リッチでした。それではまた!