日本100名城

日本100名城 登城ログ 岡山県)鬼ノ城

旅する資格マニア、日本城郭検定ホルダーが挑む日本100名城の旅。今回は2022年11月18日に訪れた、日本100名城 No.69 岡山県)鬼ノ城の登城ログです。

鬼ノ城

鬼ノ城とは

鬼ノ城(きのじょう)とは岡山県総社市にある、古代山城です。日本100名城No69に選定されています。7世紀後半に築城されたという古代の城は、戦国時代の城とは一味も二味も違った味わいがあります。

鬼ノ城は、総社平野を見下ろす標高約400mの鬼ノ城山に築かれた神籠石(こうごいし)系の古代山城である。「日本書紀」などに記載がない謎の城であるが、長年の発掘調査の成果や他の古代山城との比較などから7世紀後半の築城との見方が強まってきた。城外は西をのぞいて断崖絶壁が多く、山の8〜9合目を城壁が取り囲み、長さ2.8kmに及ぶ。城壁は基本的に版築土塁(はんちくどるい)であるが、6か所に水門や、目立つ部分には高石垣が築かれている。水門のほかに東西南北4か所の城門が確認され、このうち西門周辺では、版築土塁、高石垣、角楼(かくろう)(城壁が凸字形に突出したもので、長辺は約13m)などが復元整備されている。

「日本100名城公式ガイドブック」より

鬼ノ城へのアクセス

「鬼ノ城」はJR吉備線「服部」駅から約5kmの、鬼城山の山頂にあります。JR総社駅からタクシーで約20分です。車1台が通るのがやっとの山道を登っていきます。

住所:岡山県総社市奥坂、黒尾
連絡先:0866-99-8566(鬼城山ビジターセンター)
サイト:https://www.city.soja.okayama.jp/kanko_project/kanko/kannkou_bunnka/kankouti/kinojyo/kinojo.html(総社観光ナビ)

鬼ノ城 登城記

鬼ノ城は2泊3日の岡山旅行の初日に訪れました。今回は全国旅行支援を活用した家族旅行です。

前述の通り、鬼ノ城は鬼城山の山頂。JR総社駅からタクシーで約20分。一人旅でタクシーを使うのはあまり好まない私ですが、今回は家族旅。連れの快適さが優先なので、タクシーも選択肢。そこでよい移動方法を見つけました。それは貸切の「観光タクシー」!

両備タクシーセンターさんが主催する「タクシー・ジャンボタクシーで巡るおかやまぶらり旅」のメニューのなかで、桃太郎4時間コースと5.5時間コースは行き先に鬼ノ城が含まれています。しかも吉備津彦神社や吉備津神社などの観光地も入っていてお得。今回は、「桃太郎5.5時間コース 桃太郎伝説と吉備路をぶらり」、18,000円を利用しました。高齢者もいる4人の利用でしたので、一人頭の費用で考えてコスパよし。グッドな選択だったと思います。

鬼ノ城へ

吉備津彦神社や吉備津神社、備中高松城址(秀吉が毛利攻めの際、水責めにした城ね)などを巡ってから、観光タクシーは鬼ノ城に向かいました。

鬼ノ城に向かう道は、車のすれ違いも難しい細い山道。しかもカーブも多い。正直、自分が運転することは考えたくない道でした。運転のプロに任せてよかった。タクシーは鬼城山山頂の駐車場まで連れて行ってくれます。車に運転手さんを残して、歩いて鬼ノ城の西門へ向かいます。

鬼ノ城 入り口

車降りたとこ。右下に小さく映る黄色いタクシーが乗ってきた車です。

鬼ノ城への道

登り始めの道は舗装されています。それは最初だけ。そのうち土剥き出しの上り坂になります。高齢者にはちょっとキツい上り坂でした。一応なだらかな迂回路もあります。

鬼ノ城への道

こんな感じで道順は分かりやすくでているので、迷うことはないです。

鬼ノ城 遠景

登り道の途中に建物が見えてきました。あれが向かう先、復元された西門です。

鬼ノ城 西門

鬼ノ城

鬼ノ城西門まであとちょっと。駐車場から10分くらい歩いたでしょうか。家族連れなのでゆっくり目の移動です。

鬼ノ城 西門

鬼ノ城西門正面。木造で、土塀で強化されているようです。屋根のあたりに文字とも記号ともとれる飾りが。伝承では吉備国にやってきた異国の鬼神、百済の王子「温羅(うら)」の城とのこと。韓国風の城ということを再現しているのかも。

この日は快晴。西門から総社平野がよく見渡せたので、動画にしてみました。

鬼ノ城 角楼

これが角楼(城壁が凸字形に突出したもの)。石垣と土塀で作られています。

鬼ノ城 角楼上

角楼の上はこんな風。ここも眺めがいいです。

鬼ノ城 角楼より

角楼から西門はこんなふうに見えます。

鬼ノ城 展望スポット

西門への道の途中に展望スポット(学習広場)に向かう道が枝分かれしてます。帰り道に寄ってみました。木に妨げられずよく鬼ノ城が見えます。門だけでなく、版築土塁(はんちくどるい)の復元も大したものですね。

展望スポットからの眺めも動画にしてみました。

鬼ノ城ビジターセンター

駐車場の隣に鬼ノ城ビジターセンターがあります。入場無料。

鬼ノ城ビジターセンター

鬼ノ城の研究成果や、鬼ノ城の模型などが展示されています。

休館日は月曜日。祝日の場合は翌日。連休が月曜日を含む場合は連休明けの平日休館となります。

鬼ノ城 100名城スタンプ

鬼ノ城ビジターセンター 100名城スタンブ台

鬼ノ城の100名城スタンプは鬼ノ城ビジターセンターに置いてあります。スタンプは開館時のみ利用可能とのこと。100名城スタンパーは休館日に鬼ノ城に訪れないように要注意です。

鬼ノ城 100名城スタンプ

スタンプは西門と高石垣を配置したデザイン。インクの色は黒です。

鬼ノ城 御城印

鬼ノ城の御城印は現在のところないようです。

まとめ

2022年11月、岡山県総社市の鬼ノ城を訪れました。公共交通機関で行くことが難しかったこともあり、両備タクシーさんの「桃太郎5.5時間コース 桃太郎伝説と吉備路をぶらり」という観光タクシーのメニューを利用して行きました。このツアー、岡山の有名神社や史跡を手軽に訪れることができ、とても満足度が高かったです。オススメ。

山頂の駐車場から、復元された西門(観光のメインどころ)までは、10分程度山道を歩きます。歩きやすい服装で。古代(飛鳥時代頃)、百済の王子「温羅」が築いたと言われる山城は広大。その一端が窺える復元された西門は、日本のものとは違った面白さがありました。また山頂ということで、総社平野、遠くは瀬戸内海を見渡せる絶景スポットでもあります。

鬼ノ城の100名城スタンプはビジターセンターでゲットできますが、御城印はないようです。

以上、鬼ノ城の登城ログでした。城巡りで人生リッチに。それではまた!

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資格リッチ
都内に勤めるサラリーマン。 ”モテ資格探求家”として人生にモテる資格を求め90以上の資格を取得。 100名城登城、御朱印集め、モーターボート、グルメ、モデラー、ガジェット収集、筋トレ・ヨガなど趣味多数。 20代から資産形成にも取り組む。インデックス投資を軸として世代平均を大きく超える成果も実現。 都会(東京)と田舎(安曇野市)に二拠点を構え、ライフ・シフト後の生活スタイルを試行中。 資産形成する資格マニアの日常を綴ってます。