旅する資格マニア、日本城郭検定ホルダーが挑む日本100名城の旅。今回は2022年5月27日に訪れた、日本100名城No.79 愛媛県)今治城の登城ログです。

今治城とは
今治城は愛媛県今治市にあるお城。今治と言えば、今治タオルが有名ですね。
慶長7年(1602)、藤堂高虎が瀬戸内海に面する砂地に築城したのが今治城である。慶長13年(1608)に高虎が目指した正方形を基本とした曲輪に、高石垣と広大な水堀を巡らした画期的な城が完成。3重の堀には海水を引き込んでいた。本丸には日本初の層塔型の五重天守が建てられた。飾りの破風を持たず、各階を規則的に逓減(次第に小さくすること)させ、内部には攻撃用の武者走りを巡らせた当時最新式の天守であった。しかしこの天守は高虎転封の際に解体され、その後徳川家に献上されて丹波亀山の天守となった。高虎の後に入った高吉も転封して以後は、松平(久松)氏が城主となり明治に至った。
日本100名城公式ガイドブックより
今治城へのアクセス
公共交通機関での行き方です。
愛媛県の交通の中心、JR松山駅から予讃線でJR今治駅へ。特急でおよそ40分です。
今治駅から瀬戸内バス「今治営業所行き」で約9分「今治城前」下車で眼前に今治城があります。
所在地:愛媛県今治市通町3−1−3
連絡先:0898-31-9233(今治城管理事務所)
公式サイト:https://www.city.imabari.ehime.jp/museum/imabarijo/
今治城 登城記
今回の旅は家族旅行。道後温泉旅行の名目で愛媛へ。ついでに愛媛の日本100名城5城に登城しようという魂胆です。
今治城へ

松山空港に降り立ち、リムジンバスでJR松山駅へ。そのままJR予讃線高松行きの電車に乗り込みます。後発の特急と着く時間がほとんど変わらなかったので、1時間15分ほど普通電車の旅となりました。

今治駅に着くと、駅の観光案内所へ。今治城行きのバスの乗り場と発車時刻を教えてもらいました。
「今治営業所行き」のバスに乗り込み約9分、「今治城前」のバス停を降りると、目の前には今治城。

天気もよくいい眺め。目の前の広大な堀からは海の匂い。同行した城マニアではない妻も、絶賛の眺めでした。
今治城内へ

堀を渡り、今治城へ。

鉄御門(くろがねごもん)をくぐり城内へ入ります。

城内に入りました。二の丸跡の広場は、きれいに整備されています。

今治城天守と初代城主・藤堂高虎公像。
天守へ

これが今治城天守の観覧券。観覧料は520円です。このチケットで3カ所の櫓も観覧することができます。

観覧券の裏面は場内の見取り図になっています。

天守1階に100名城スタンプが置いてあります。「ご自由にどうぞ」の形式。

天守は模擬天守。五重六階の鉄筋コンクリート製です。一気に6階まで階段で登ったら、流石に息が切れました。
天守内の撮影は時間がなくてしてません。最上階の6階からの眺めのみカメラにおさめました。こちらは瀬戸内海側。今治港に、その奥、島々にかかる瀬戸大橋まで臨めます。

こちらは城内を見下ろした図。縄張りが正方形なのが特徴。

こちらは城内にある吹上神社を写したものです。
城内散策

今治城内にある吹上神社。社務所は少し離れたところにあるので、御朱印などは頂きませんでした。

吹上神社の鳥居(左)と今治城天守(中央)。二の丸跡となる庭は広く、平らで歩きやすいです。平城は登城が楽。

天守を別の角度から。石垣も立派です。直線的で反りがないのが藤堂高虎流の石垣。
御金櫓の中も見ましたが写真はなし。実は次の予定があり、帰りのバスと電車の関係から、今治城での滞在時間は1時間。超駆け足での登城でした。ほれぼれするほど美しく、見応えのある城だったので、正直1時間では足りなかった。もう少しゆっくり見たかったところです。
今治城 100名城スタンプ

こちらが天守1階で押せる今治城の100名城スタンプ。インクの色は黒。天守かと思いきや、堀と櫓をデザインしたものです。
今治城 御城印

天守1階で購入できる御城印。300円です。藤堂高虎の家紋「藤堂蔦」と、久松松平家の家紋「星梅鉢」がデザインされています。日付は購入時には書き込まれていました。
まとめ
愛媛県今治市の今治城を訪れました。JR今治駅からバスで約9分の場所にあります。
広大な海水をたたえた堀を持つ海城。潮の匂いのする城はなかなかありません。築城の天才、藤堂高虎が築城した城で、正方形の縄張りと、反りのない直線の石垣が特徴。
天守は昭和になって再建された鉄筋コンクリート製の模擬天守です。模擬天守とはいえ、大変見応えのある城でした。天守からの瀬戸内海の眺めも素晴らしいものでした。駆け足で1時間でまわりましたが、全然時間が足りなかったです。以上、今治城の登城ログです。
城巡りで人生リッチに、資格リッチでした。それではまた!
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