旅する資格マニア、日本城郭検定ホルダーが挑む日本100名城の旅。今回は2022年4月24日に訪れた、日本100名城No.76 徳島県)徳島城の登城ログです。
徳島城は徳島県徳島市にある、日本100名城に認定されているお城です。城地種類は平山城。徳島藩を治めた蜂須賀氏の城です。城を囲んだ堀や石垣は残っていますが、天守や当時の建物は残っていません。
豊臣秀吉から阿波国を与えられた蜂須賀家政が、吉野川河口の標高62mの渭山(いのやま)に築城したのが徳島城である。山頂の本丸や東二の丸、西二の丸、西三の丸からなる詰めの城部分と、本丸御殿がおかれた麓の「御屋敷」と呼ばれた部分からなる、戦国時代を思わせる縄張であった。初代の天守は元和年間(1615〜24)に取り壊されたと言われ、その後天守は山頂の本丸ではなく、一段下がった東二の丸に建てられたが、これは極めて珍しい例であった。城内を巡る石垣は「阿波の青石」と呼ばれる緑色片岩によって築かれており、徳島城の独特の特色の一つである。「御屋敷」には表御殿庭園がつくられたが、現在も当時のまま残り、国の名勝庭園に指定されている。平成元年に城の大手門にあたる鷲(わし)の門が再建された。
日本100名城 公式ガイドブックより
徳島城へのアクセス
徳島城は徳島の交通の要であるJR徳島駅の裏手にあります。裏手と言っても、駅直結という訳ではなく、駅舎を大きく回り込んで徳島城に入る感じです。
所在地:徳島県徳島市徳島町城内1ほか
連絡先:088−656−2525(徳島市立徳島城博物館)
徳島城 登城記
2022年4月、香川・徳島一泊二日の城巡りの旅で高松城に訪れました。初日に香川の丸亀城・高松城を訪れ、二日目に徳島城を訪れました。
徳島城へ

香川からJR特急うずしおで徳島入り。徳島駅は、ホテルなどと一体になった立派な駅ビルです。
まずは昼から午後にかけて、バス旅で大塚国際美術館や鳴門の渦潮を観光。そのあとに徳島城に入ることにしたため、徳島城登城は16時と遅くなってしまいました。
鷲(わし)の門

歩道橋から見下ろした鷲の門。昭和20年の戦災で消失したそうですが、平成元年に再建されたものです。大手門とは知らずに見てました。右手側が城を守る石垣です。

鷲の門のそばにある石碑。石垣と同じ緑色片岩で作っているみたい。

鷲の門、近接。門をくぐると徳島城です。

鷲の門をの先にある橋。城内に通じます。橋の先は黒門と呼ばれる枡形です。
徳島城博物館

まずは100名城スタンプのある徳島城博物館へ。

観光案内所でもらった”とくとく周遊ガイド”。クーポン券が付いています。徳島城博物館は大人300円の入館料が、20%割引の240円になります。
展示物の撮影はしませんでしたが、阿波25万石として栄えた徳島藩の資料が展示されています。訪れた時は「真言宗御室派の寺宝と四国・徳島」という特別展が開催されていました。

博物館から表御殿庭園が見えます。庭園の閉園時間になってしまったので、表御殿庭園内の散策はできず。
山頂本丸へ

博物館の外にでました。雨が降ってモヤってます。建物の奥にある小山、この山が渭山(いのやま)。城山と呼ばれています。この山の上に本丸があります。

本丸への登り口を探して、城内を歩きます。入口っぽい場所が。

山に登る階段を見つけました。

山頂近く。石垣があります。ここの石も緑の石です。

山頂につきました。登り坂は階段が整備されていて、それほどキツくはありませんでした。

本丸跡は広場になっています。かなり広いです。

本丸跡の案内板がありました。

下りは登りと別ルートで。

こちらの道のほうが裏道のような感じでした。

麓に着きました。城内ですが、公園になっています。奥には小学校も。
徳島城 100名城スタンプ

徳島城博物館で押した徳島城の100名城スタンプ。インクの色は緑。
徳島城の入口、黒門跡と門に通じる橋がデザインされています。
スタンプを押せる場所は3箇所です。
・徳島市立徳島城博物館受付カウンター
・徳島市教育委員会社会教育課カウンター
・徳島中央公園東側駐車場入口事務所(年末年始休館あり)
徳島城 御城印

こちらが徳島城の御城印。徳島城ミュージアムショップで買えます。300円。
徳島城の文字に、蜂須賀家の家紋「蜂須賀万字/丸に卍」が印刷されています。御城印の家紋の色は赤が多い中、黄銅色なのが新鮮です。日付の数字は自分で書くタイプです。
まとめ
2022年4月24日、徳島県徳島市の徳島城に訪れました。JR徳島駅の裏に位置します。
本丸を擁す城山とそれを囲む麓一帯(御屋敷があった)が徳島城跡。城山に登っても天守は残っておらず、広い広場となっています。城跡全体として広く、博物館、麓エリア、城山エリアを回ると軽く1時間はかかる感じです。ただ江戸時代から残存する建物はなく、その点はちょっと残念。目を引くのは阿波の青石と呼ばれる緑色片岩で築かれた石垣です。これは美しい。
100名城スタンプと、御城印は麓の徳島城博物館で手に入れることができます。以上、徳島城の登城ログでした。
城巡りで人生リッチに、資格リッチでした。それではまた!
関連カテゴリー