旅する資格マニア、日本城郭検定ホルダーが挑む日本100名城の旅。今回は2022年4月23日に訪れた、日本100名城No78 香川県の丸亀城の登城ログです。
丸亀城とは
丸亀城は香川県丸亀市にあるお城。日本で十二しかない天守が現存する、貴重な城の一つです。
城地種類は平山型。天守は層塔型三重三階の木造。
歴史的には丸亀平野の標高66mの亀山に生駒親正・和正が慶長2年(1597)から築城しました。その後一旦廃城となりましたが、寛永20年(1643年)新たに入封した山﨑家治が再建に取り掛かるも、後継がなく改易。その後に入った京極氏が城を完成させました。現在の天守はこの頃に建てられたものです。
丸亀城は城山全体の石垣がよく残っています。地元では隅櫓や多聞櫓などを復元し、かつての本丸や二の丸などの主郭部を甦らそうとしています。
※日本100名城公式ガイドブックより要約
丸亀城へのアクセス
JR高松駅から予讃線を特急で30分、JR丸亀駅から徒歩役10分で登り口。登り口から天守まで徒歩役10分です。
所在地:香川県丸亀市一番丁
連絡先:0877-22-0331(丸亀市観光協会)
丸亀城公式サイト:https://www.marugame-castle.jp/
丸亀城 登城記
2022年4月、香川・徳島一泊二日の城巡りの旅で亀山城に訪れました。
丸亀城へ

東京から朝の便で空路を高松へ。高松空港から金刀比羅宮に直行したあと、JR土讃線を使って丸亀に入りました。

駅から地図を頼りに丸亀城方面に歩いて6分ほどで見えてきました、丸亀城。小高い山の上に天守があって、遠くからでもよく見えます。

内堀手前より、大手二の門と天守を一枚に。丸亀城全体が亀山公園として管理されています。

内堀。結構な幅があります。石垣も立派。内堀上には季節柄、こいのぼりが泳いでました。
天守へ

大手二の門をくぐった先にあった「幸運のハート石」。触ると幸運のご利益があるとか。ハート形というにはちょっと厳しい気も。

こちらが大手二の門。

大手門から山頂の天守を目指す、登り道沿いにある石垣。20m以上の高さです。隅角部の曲線美は「扇の勾配」と呼ばれるもの。「石垣の名城」と呼ばれる丸亀城の一端です。

山頂の天守まであと少し。

亀山山頂に辿りつきました。山全体を覆う石垣の上にあるのは、予想以上に小さい天守。3層3階の、日本一小さな現存木造天守です。

亀山山頂、天守と同じ位置から平野を望みます。瀬戸内海までよく見えます。
天守内

天守入口で入場券200円を払います。墨絵でかっこいい丸亀城が描かれています。

丸亀城天守内に突入しました。これは2階に上がる階段。木造で急角度。

丸亀城2階。太い柱が天守を支えます。

もう一枚、2階の写真。上りと下りの階段です。

丸亀城3階です。当然ながら広くないです。

丸亀城3階からの眺望。なるほど、瀬戸内海に睨みが利かせられる場所です。
石垣崩落の現場

下りは上りと別ルートを使うことにしました。こちらも石垣が見事です。

ショッキングな光景。丸亀城の石垣、裏側が広く崩落してしまっているのです。2018年10月に豪雨と台風のため広範囲に渡って崩落してしまったそう。

石垣復旧工事の進捗を示す看板がたっていました。これだけのものを復旧させるのは、途轍もない費用と労力を要すはず。市の苦労が偲ばれます。

天守と石垣復旧現場を一枚に収めてみました。丸亀城の石垣の巨大さが分かる写真となりました。

復旧工事現場を後にして、玄関先御門という場所にでました。麓まで戻ってきたなという感じです。

丸亀城を後にするにあたり、最後に一枚。内堀、山を囲む石垣、天守が綺麗に収まった一枚となりました。
丸亀城 100名城スタンプ

100名城スタンプは丸亀城の天守入口で押せます。カラーは緑色。入場料を払う窓口でスタンプを借りて押す形式です。
デザインは亀山の麓から天守を見上げる構図のようです。
丸亀城 御城印

100名城スタンプと同じ丸亀城天守入口で買えるのが、こちらの御城印。300円です。丸亀城最後の城主である京極高和の家紋「四つ目結」をあしらったデザイン。「石垣の名城」と記されています。

裏面には「史跡丸亀城跡」の説明が書かれています。日付は自分で書く形式。
まとめ
2022年4月23日、香川県丸亀市の丸亀城に訪れました。亀山の周りを掘りが、全体を石垣が、山頂に現存天守が構える見事な城です。「石垣の名城」の異名をとるのがうなずける、重厚な石垣が山全体を囲んで天守を守ります。裏側は大雨で石垣が崩落してしまった部分がありますが、復旧作業が全力で進められていました。
訪れて満足感の高いお城です。以上、亀山城の登城記でした。
城巡りで人生リッチに、資格リッチでした。それではまた!