令和3年分の確定申告の期限は3月15日と、残すところあと二日。間近に迫る資格試験に集中したいところでしたが、この節税の機会を逃すわけにはいきません。確定申告にトライしました。
令和3年度 確定申告
私は会社員。年末調整もしていますが、確定申告も毎年やっています。何気に医療費が10万円超えてたり、ふるさと納税の還付を受けたかったりと、年末調整だけでは足りないからです。去年は確定申告の結果、還付ではなく納税するという笑えない状況になりましたが、今年はがっつり還付となりました。
今回確定申告したものは以下のものです。
・外国税額控除
・医療費控除
・ふるさと納税
・年末調整で申告もれの保険
確定申告の参考にしたのは、”ダイヤモンドZai 3月号”。さまざまな確定申告の例が豊富なスクショとともに説明されているので、毎年買って参考にしてます。電子書籍であれば、バックナンバーでも購入できます。確定申告の詳細は専門の本に任せるとして、資産形成中の私の確定申告がどうだったかレポートします。
外国税額控除
米国高配当ETFのSPYDとHDV。取引している楽天証券の年間取引報告書をみると、令和3年度は514,011円の配当がありました。所得税と住民税の記載の他に、外国所得税51,398円の記載があります。これはが日本と米国の二重課税ということで、確定申告で取り戻せます。e-taxの外国税額控除画面で、以下のように入力しました。

これでe-taxが所得税額を再計算してくれます。
医療費控除
病院や薬の領収書は全て保管います。令和3年度分の医療費を合算するとなんと26万円。家族に大病を患った人がいたわけではないのですが、チリツモです。保険の効かない高額なAGAの薬や、3月に1回の歯の定期健診など、美容寄りのものも医療費として落とせるのは大きいかも。
ふるさと納税
ふるさと納税は確定申告しないと、ただの散財になってしまいます。しっかり寄付金控除を使って取り戻さないと。今年からふるさと納税サイトが発行する証明書ファイルを添付すれば、自治体ごとに1件1件入力する必要がなくなりました。
私は「楽天ふるさと納税」を使っていて、ここから証明書ファイルを入手しました。ふるさと納税も9自治体に109,000円してましたが、証明書ファイルをe-taxにアップロードするだけで、寄付金控除の申請は完了。実に簡単になりました。
年末調整で申告もれの保険
しっかり年末調整したつもりでしたが、手元に残っていた保険会社からの証明書を見直すと、地震保険と旧制度の生命保険の申請枠が残っていました。e-taxを開いたついでです。しっかり申告して、節税にはげみました。
令和3年分確定申告の還付額
さてこれだけの入力をe-taxでしたら結果はどうなったら。結果はこれです!

なんと105,438円! 10万円超えの還付です。医療費やふるさと納税などは「所得控除」なので、所得税額の再計算に使われて、e-taxに入力した額がそのまま戻ってくるわけではないですが、外国税額控除は「税額控除」なので、入力した額がそのまま、とはいきませんでしたが、結構大きな額が還付金額として返ってきます。「所得控除」と「税額控除」の違いはうまく説明できる自信がないので割愛。私も毎年手探りでやっているので、間違ってるかもしれませんし。
まとめ
令和3年分確定申告、締切2日前に完了しました。「米国高配当ETFの配当金の二重課税の解消」、「医療費控除」、「ふるさと納税の寄付金控除」、「年末調整もれの申告」の4点をしたら、還付額は105,438円。素晴らしい! 確定申告に時間を割いた甲斐がありました。
税金、難しく奥深い世界ですけどFIREするにも、独立するにも、かなり重要な知識です。確定申告でいまから馴染んでおくのは大事だと思います。
以上、確定申告で還付金リッチに。資格リッチでした。それではまた!