学びと投資で豊かになるブログ。今回は味噌作りのワークショップに参加してきました。自分で味噌を作るなんて初体験。新たな学びの結果はいかに!
なぜ味噌作り?
FIREでアーリーリタイアした後の楽しみに、「農」を楽しみたいという漠とした思いがあります。そのための畑はすでに相続で保有してます。
家庭菜園は多品種少量栽培に向きますが、畑くらいの広さになると、単一の作物を栽培したほうが効率がよい。その際の例えばの候補として「豆」を考えました。では豆を作った後どうするか、加工品として味噌や醤油を作るというのは面白そう。
実は私の家はもともと農家。私が幼い頃は味噌を自宅で作っていました。庭に穴掘って、でかい鍋をセットして大豆を煮て、味噌玉作って、最終的に味噌になりました。これは売っていたわけでなく、自家消費用。まさしく手前味噌です。
でも昔のおぼろげな記憶で、私自身が作れるわけでもなし。ということで、自分の原点探しみたいな感じで、今回の味噌作りチャレンジとなりました。
味噌作りワークショップ
本日の講師 伊藤朋子さん
今回の味噌作りの先生は、私の友達でもあり、国際発酵食医膳協会 伝統発酵醸師の伊藤朋子さん。
発酵をもっと身近に『伝統発酵醸師』いとうともこの発酵と菌活のち趣味の日々(伊藤朋子さんのサイト)
会場は東京都中央区の月島社会教育会館の料理教室でした。会場は固定ではないようです。
事前に準備するもの
申込時に「豆」と「麹(こうじ)」を選択する形式でした。私はフィーリングで「黒豆と白米麹」を選択。これらの材料は先生の方で用意いただけます。
参加者が用意するものは「味噌を保存する容器」と「ふきん」と「エプロン」。容器は野田琺瑯(のだほーろー)のラウンドストッカーがおすすめとのことだったので、今回のために楽天で購入しました。
これがこれから味噌作りの相棒になる予定。
実はエプロンも処分していたの忘れていて、当日無印良品で購入。事前に気が付いていれば、ネットでオシャレなのが買えたのに。
味噌作りのプロセス
会場でいくつかの味噌の食べ比べや簡単なレクチャーを受けてから、味噌作りスタート。

今回テーブルの上に並んだものたち。左からすでに浸水と茹で処理済みの黒豆の袋。沖縄の自然塩入りの麹の袋。この2つが味噌の原料で、先生が用意したもの。
その横が私が購入したホーローのラウンドストッカー。最後にジップロックの中身は先生からのお土産のお味噌2種。

まず最初にしたのが白米麹と塩を混ぜ合わせる塩切り作業。混ぜると言っても簡単なことじゃなくて、麹と塩を数分間手のひらで揉みしだいて、麹が発酵始めるまで行う力仕事です。最後には発酵臭がしてくるのですが、この香りは塩切りした人それぞれで違います。手の常在菌との反応の結果だそう。

写真は2ステップほど進んで、袋の上から私が手で潰した黒豆(上)と、塩切りした麹。ここまでは腕力のある男性の方が早く進みます。

潰してペースト状になった黒豆を麹の入ったボールにイン。

豆と麹をよく混ぜ、野球のボール大の大きさにします。この辺りは料理慣れている女性のほうが早かった。

先ほど作った味噌団子をホーローの容器に移します。この際、空気が入らないことが最重要。空気が入るとカビが生えるそう。表面もラップでしっかり塞ぎます。
簡単そうに見えますが、ここまでが1時間半ほどの作業です。
この後は
あとはラウンドストッカーの蓋をして、家に持ち帰ります。
持ち帰ってから、味噌に重石を乗せて冷暗所に保存。ゴールデンウィークまでは開けず、ゴールデンウィーク明けにカビ有無のチェックとのこと。食べごろは1年後。なんと1年かけて味噌を育てるとは。なんとも楽しみです。味噌作りとはこうゆうものなのですね。
まとめ
今回は味噌作りを体験しました。普段なんの気なしに口にしている味噌は、豆と麹と塩だけで作る、なんとも材料はシンプルなものでした。ただし豆と麹の組み合わせによって味は全然違うものになるし、なにより発酵というコントロールできそうでできない微妙なものに向き合う、なんともシンプルにして奥の深いものだと知りました。「醸す(かもす)」の入り口にちょっと立てた感じ。熟成まで1年、手前味噌の完成が楽しみです。
発酵の楽しみを知ったところで、こんど発酵検定でも受けてみようかな。
以上、味噌作りで人生をリッチに。資格リッチでした。それではまた!