通常、つみたてNISAと通常のNISAは併用ができません。この点を親権者としてジュニアNISAを利用することで、個別株と積立の両方をNISAでいいとこどりしようとしました。今回はこの両面作戦の顛末です。
我が家のジュニアNISA終了について
ジュニアNISAの最後
非課税で投資できる「NISA」、「つみたてNISA」、「ジュニアNISA」のNISA3兄弟。このうちジュニアNISAは子供名義ではありますが、年間80万の非課税投資枠があります。そして最長5年間、売却益や配当金が非課税。この間に利益を出せば非課税の恩恵をうけることができます。投資好きな親としては使うしかないでしょ。
ただし口座開設者(子)が18歳になるまで、払い出しができません。この18歳というのが3月31日時点で18歳である年の前年の12月31日まで。ややこしい言い回しですが、我が家に当てはめると、今年の12月31日が払い出し制限期間。つまり来年1月1日から払い出し制限が解除されます。
これは利用しているマネックス証券から「ジュニアNISAの払い出し制限解除」の通知が来て知りました。
制限解除になるとどうなるのか
マネックス証券の通知によると、2021年1月にジュニアNISAの特定口座は廃止。ジュニアNISAで預かっている残額は特定口座(特定口座の開設がない場合は一般口座)に移管されるとのこと。
払い出し制限解除と聞くと、払い出しても払い出さなくてもよくて、ジュニアNISA自体はまだ続けていても良いように聞こえますが、別口座に移されしまうわけですから実質ジュニアNISA強制終了です。そのままNISAに引き継げるかと思っていたら、NISAは20歳以上から。2年ほど分断されるんですね。18歳までというキーワードは理解してましたが、この部分は正確に理解していませんでした。
なお現行のジュニアNISA制度は2023年いっぱいで廃止が決まって、今ある問題が解消された制度になるそうです。詳しくはこちらの記事をどうぞ。
MONEY PLUS
ジュニアNISAでの運用はどうだったか
これはまったく我が家の例ですが、思いっきり運用損を出してジュニアNISA終了予定です。2020年11月27日の日経平均の終値は26,644.71円と、私からしたらとんでもない株高なんですが、ジュニアNISA運用銘柄はすべて評価損です。

配当金目当ての銘柄で4銘柄。三菱UFJフィナンシャル・グループやキャノンなど大手も入れてますが、ダメでした。特にキャノンとNEXT FUNDS 日経平均50指数連動型上場投信が大ゴケ。全体で現時点で-276,190円の評価損。いままでの非課税の配当金を加味しても、プラスではないようです。「我が子よ、ゴメン」といった気分。やはり個別株のセンスとスキルは私にはないようです。
ジュニアNISAをどうするか
ジュニアNISAが使える12月末までの間に、タイミングをみて株はすべて売却。損切りします。あわよくば一番マイナスの少ない三菱UFJくらいはプラスに転じて終わりたいところ。
最後はマネックスからお金も引き出して、子供名義の証券口座は閉じることとします。子供が自分の証券口座を開きたくなったら、自分で開けばいいことですし。
投資に興味をもってもらったり、利益をだしてカッコいいパパであるとこ見せたかったけど、いずれも失敗でした。残念。
まとめ
考えるに私がジュニアNISAに失敗した理由はいくつかありますが、一言でいえば一度買ったあとは放置状態だったんですよね。運用期間の制限があるものはこうゆう結果もあることは承知していたので、この点はしょうがないかと。終了時に株高だったのは唯一のなぐさめかも。
投資がすべてプラスで終わることもないので、これも勉強。失敗からも学んで未来はリッチに。資格リッチでした。それではまた!