日帰りで東京から大阪にGO TOトラベルしました。宿泊型のGO TO トラベルが多いなか、日帰り旅行はどのようなものだったか、どのくらい安くなるの? 地域共通クーポンの使い勝手は?などをレポートします。想像を越えた、びっくりの費用となりました。
東京から大阪 日帰りのGO TO トラベルはどうやる?
私は日本100名城をまわっている関係で、今年は京都・大阪に行きたいと思っていました。できれば日帰りで。往復の新幹線代を用意すればすぐにでも行けるわけですが、この時期だとGO TO トラベルが使えないかな〜と思いますよね。でもGO TO トラベルは旅行事業者を通す必要があって、日帰りの新幹線代だけを用意してくれるGO TO トラベル事業なんてありません。
と、思っていたらなんとありました!
JR東海ツアーズのJR日帰り(ツアー)。ツアーといっても内容は往復の新幹線チケットが用意されるだけです。しかも普通に買うより安く。これにGO TO トラベルキャンペーンがセットになると、驚きのディスカウントが発生します。

東京から大阪へのGO TO トラベル料金
私が実際に体験した例で説明します。利用駅はJR品川駅(東京都)からJR新大阪駅(大阪府)です。
通常の新幹線料金
品川ー新大阪 片道 13,870円
往復 27,740円
※往復割引など各種割引を考慮しない場合
JR東海ツアーズのツアー料金
ひさびさ旅割★★日帰り1day 大阪スタンダートプラン
出発駅 品川 旅行代金 15,700円
これだけで普通に新幹線チケットを買うより12,040円安いです。
てっきりこれがGO TO トラベルの割引が適用された金額だと思ったら大間違いでした。
これに旅行代金総額の35%にあたる割引-5,495円が入って、支払い額はなんと10,205円。もう正価の63%引きです。
東京ー大阪が10,205円!
で、これだけじゃない!
GO TO トラベルは旅行代金総額の15%にあたる地域共通クーポン券付き!
なんと2,000円。
これで夕飯が食べられちゃいます。
さらにさらに!
JR東海ツアーズからは東海キヨスクで使える1,000円分のクーポンがツアーにつきます。
お土産まで買えちゃいます。
なので10,205円から3,000円のクーポン台引いて、7,205円の旅行代金といっても過言ではないかと。
東京ー大阪が実質7,205円!
もうダダで旅行に行けた気分になる額です。GO TO トラベルから除外されていた東京が参加になったとき、東京以外の人がGO TO トラベルの予算枠がみんな東京人使われてしまう、と文句を言ってたけど、確かにこんな美味しい制度は人に使わせたくない気持ちは分かりました。私も内緒にしておいて、何度でも自分だけで使いたい(笑)
日帰り1day 大阪スタンダートプラン使ってみた
新幹線の時間帯に制約あり
このツアーをWebから申し込みました。申込み時に新幹線の希望を行き・帰り各々3つだします。選べる列車は行きは基本7時以前の発車、帰りは20時以降の発車です。新幹線発着駅から家が遠い人は使えないかもしれません。
場合によってはグリーン車になることも
手配結果がメールで帰ってきますが、行きの新幹線が希望が通らず、グリーン車を使う代案がきました。代案が気に入らなければ入金せずに申込みを破棄すればよいですが、破棄して別の申込みを起こすのも面倒だったので、今回は代案を承諾しました。
残念ながらグリーン車になった分、請求額が上がります。ただ値引き額も上がって、支払い額は11,765円。+1,560円でグリーン車。しかも地域共通クーポンは3,000円となり+1,000アップ。これならグリーン車にしてもほとんど損した気になりません。
近々の旅行日は申し込めません
入金を済ませてしばらくするとJR東海ツアーズから旅程表、新幹線の切符、新大阪構内のキオスクで使えるクーポン(500円×2枚)が送られてきます。旅程表がくるあたり、ツアーに申し込んだという感じがします。もちろん添乗員なし、食事なしのすべてが自由行動です。
この送付の手間などもあり、明日・明後日といった申込みには対応していないようです。余裕を持った申込みが必要です。
途中下車(前途無効)もあり
JR東海ツアーズから送られる切符は品川ー新大阪の指定席切符です。行きは京都で降りたくて、途中下車しました。自動改札は切符を通してくれませんでしたが、駅員さんのいる窓口で途中下車の意向を伝えればOK。切符は回収されますが、降りることはできます。

イノダコーヒーでタマゴサンドのモーニング。関西のタマゴサンドは厚焼き玉子が入っていると聞いていたので期待したのですが、スクランブルエッグを挟んだものでした。残念。
少し京都観光してから普通列車で大阪に入りました。
地域共通クーポンは紙クーポンを選ぶべし
GO TO トラベル事業のサイトで地域共通クーポンが使えるお店は分かりますが、サイトはとても使いづらい。基本グーグル・マップにピンをたてたものですが、都市部はピンが立ちすぎでスマホではまず思うような検索はできません。また地域共通クーポンは紙クーポンと電子クーポンがあります。電子クーポン取り扱い店は紙クーポンを使える店に比べかなり少ないのですが、紙か電子かの絞り込み機能がないのも不便です。
私はかさ張る紙を遠慮して電子クーポンを選んだんですが、前述のように電子クーポンは使える店が少ない。かつ電子クーポンを使えるようにする(アクティベートする)のにいくつかの入力が必要、かつ旅行日12時以降でないとダメ。いざ使うときもスマホの操作が必要で、お店側も面倒でワンテンポ以上余分な手間がかかります。つまり紙クーポンのほうがこちらもお店も圧倒的に使い勝手がいいです。

地域限定クーポンは新大阪駅で夕食とお土産買うのに使いました。新幹線駅ならクーポン使える店を探す苦労が少ないのでオススメ。
最後に
日帰りGO TO トラベルの体験記事、いかがでしたでしょうか。
JR東海ツアーズは東海道新幹線ツアーが得意分野なので、私のように新幹線のチケットだけ安く手に入ればいいという人に、使い勝手がいい旅行会社です。しかもGO TO トラベルの給付金のおかげで、とんでもなくお得に旅行ができます。日帰りなら忙しい社会人でもGO TOしやすいんじゃないでしょうか。
得といっても原資は我々の税金。将来増税などでツケを払わされるかもしれません。給付金も予算枠を使い切れば終了とのことですので、GO TO トラベルしないと受益がないまま、負担だけ強いられることになるかも。とはいえコロナ感染や拡大のリスクもあるので、GO TO正義ともいえず、判断は難しいところですねどね。リスクとリターンを考えて、各自ベターな選択をしましょう。私はこの機会に旅する派です。
GO TO トラベルで旅をリッチに、資格リッチでした。それではまた!