都会と田舎の二拠点生活。新型コロナによる自粛生活で2ヶ月以上も田舎拠点に訪れることができず、かなりヤキモキしてました。
3ヶ月ぶりに帰ったら、玄関には風が運んだゴミが。庭や菜園にはまだ夏でもないのに雑草もボウボウ。蜘蛛の巣も張りはじめて、空き家感がでてきてました。そんな折、安曇野市監修の空き家対策パンフレットが目につきました。かなりためになったので、要点を備忘録に記録しておきます。

どうして空き家が問題になるのか
空き家を放置すると、3つのものが「かかる」そうです。
迷惑がかかる
地域の生活や景観に迷惑をかけます。場合によっては建材の飛散や建物の倒壊で周囲の人に直接被害を与えることも。
お金がかかる
空き家の倒壊等で賠償を求められることも。管理しないことで建物の資産価値が下がって売るときの売値が下がったり、特定空き家等に認定され勧告を受けると土地の資産税が上がったりすることも。
FIREに向けて一生懸命お金貯めても、賠償とかきたら蓄えは吹っ飛んでしまいそう。解体とかリフォームはライフプランで見積もりにくい部分です。
手間がかかる
きちんと相続手続きを取らずにいると、子や孫の代で処分しようとしても相続関係の整理だけで膨大な手間がかかることも。
空き家をどうすればよいか
まずは相続登記。その後の選択肢は大きく分けて3つです。
他の人に使ってもらう
これは現在のところ予定なし。
解体する
これはまだ必要なさそう。ただ年代物の土蔵が倒壊しそうで解体したほうがいいんだろうけど、かなりもったいない。市とかで保全してくれないかな。
管理してそのまま残す
現在のところ、この選択肢一択です。
相談窓口
分野によって窓口が異なるけど、専門家に相談が必要。相談先に困ったら役所に相談してとのこと。
相続や遺産分割・登記⇒弁護士、司法書士
相続と遺産分割は完璧にやりました。司法書士さんにお願いしてます。
リフォーム、耐震診断等⇒建築士、建築業者
親の代で付き合いのあった建築業者があったはずだけど、どこだか分からないんだよな。そういった情報も親が健在なうちに会話しておくのが大事ですね。
売却・賃貸⇒不動産業者、空き家バンク
困ったら空き家バンクを頼ることにします。
家の維持管理や選定の依頼⇒シルバー人材センター等民間業者
新コロでまたこれなくなるかもしれないし、これは急務。管理してくれる業者を見つけないといけません。
まとめ
1年間相続した田舎拠点をまわしてみて、月1〜2回、週末に使うだけでは管理が十分にできないことは見えてきました。アーリーリタイヤで腰を据えて住むまで、少し田舎拠点を空けている期間は長くなりそう。家の維持管理をしてくれる民間業者をみつける必要がありそうです。