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【相続】相続税が発生しそうな人が最初にやるべきこと

昨年、親が他界して人生初の相続税の支払いというものを経験しました。相続なんて人生で1回、多くて2回くらいのイベントでしょう。最近、友達に相続税について聞かれることがあったので、その時のアドバイスを記事にしてみました。

我が家の相続

私の場合、田舎に一人住む親が他界し、子供3人が相続人となりました。田舎の農家で、家も田畑にも大した資産価値はなし。生前、遺産は子供宛の500万の生命保険が全てだからと言われていたし、子供の目からみてお金がありそうにない家でしたので、相続税なんて無縁と思っていました。

私は資格マニアなので、ファイナンシャルプランナー(FP)資格ホルダーです。FP試験の試験範囲に「相続」というものがあって、最低限の知識はもってます。ちょっとくらいの相続なら自前でやるつもりでいたんですけどね。

たとえば相続した資産対して基礎控除というものがあって、基礎控除額以下であれば、相続税は発生しないのです。

基礎控除=3,000円+(法定相続人の数 * 600万)

相続税の基礎控除額

庶民の我が家に相続税なんて関係ない、とタカをくくっていたのですが、実家を整理してみると生命保険の証書や銀行の通帳がでてくるでてくる。田舎は地縁と義理人情の世界なので、結構付き合いで入っているものが多かったんです。結局我が家は基礎控除を超えた相続になり、相続税を払うことになりました。

相続税のチェックが大事

税法は特例やら控除やら色々なルールがあって、上の基礎控除額はひとつの目安。単純に適用できるほど簡単じゃないんですよね。相続税を払うか払わないかのグレーゾーンが一番危険。適当にやってたら税務署が来て追徴、なんて事態は絶対避けなければいけません。税務署にとって、素人を論破するなんて赤子の手をひねるようなものですから。

で、先の友達にアドバイスしたのは相続税がかかるかどうかの大体のラインはインターネットで確認できるよってこと。いろいろサイトありますが、ここを教えてあげました。

登録なしで無料で使えます。相続人の人数と相続資産の2つ値を入れるだけの超ざっくり計算のパターンと、土地は建物、生前贈与額や死亡保険金など条件を細かく入れたパターンを選んでシミュレーションできます。まずはこれで相続税が発生するラインかどうかを確認するとよいでしょう。この確認が一番大事!

相続税シミュレーションのあとどうするか

相続財産の総額が基礎控除を超えてなければ、相続税の申告も納付も不要です。めでたし!

相続税は発生するかしないかの線上にいる場合や、相続税が発生する場合、これ大変です。たぶん税務署が一番狙ってくるパターン。素直に税理士さんとかプロに相談したほうがよいと思います。

相続税は先の基礎控除の他に、生命保険に非課税枠があったり、住居に特例があったりして複雑。基礎控除を超えた!と思っても、セーフな場合も。生命保険の非課税枠は金額で示されるので分かりやすいですが、住居のほうは面積とか減額割合とかごちゃごちゃ出てきて、ちょっと素人には理解が難しい。でも、これらをちゃんと計算すれば相続税はなしかもしれません。

私の相続税納税体験

私の場合、基礎控除を超えるなって判断した時点で、知り合いに紹介してもらった税理士さんにお願いしました。税理士さんとやり取りするなんて初めて。資格マニアの私でも取れない雲の上の資格。そこそこ緊張しました。

税理士さんの指示で、金融機関をいくつも何度も回って(同じ金融機関に3〜4回通った)書類を集め、役所で土地・建物の情報を申請して、親の納税証明書をもらってと、かなりの労力を費やして言われた資料を集めました。また資料集めるほどに相続額が上がっていき、相続額は当初の想定をかなり超える額になりました。早めに税理士さんに相談してよかった。

税理士さん加え司法書士さんもでてきて、遺産の分割協議書を作成。さらに田畑の名義変更もやってもらいました。

そして相続制納税。申告書は税理士さんがつくってくれるので、こちらは払うだけ。しっかし、あんなたくさんの書類をまとめて計算するなんて、自分がやることを考えたらぞっとします。自分でやったら絶対穴があって、税務署に指摘されて追徴とかさせられたかも。その点、税理士さんがやってくれた相続税申告は、税務署との対応を税理士さんがやってくれるから、かなり安心です。

相続税申告のための書類

写真は我が家の相続税申告のときに出来た書類の束。マッチ箱は厚さの比較のため置いてます。別に資産家でもなんでもない、田舎の農家の相続でこの量。ファイルに綴じてある3冊は税理士さんがつくってくれたもの。素人には無理です。税理士さん、すごい。

まとめると

つまり相続が始まったら「相続税が発生するかどうかを最初に確認したほうがよいですよ」ってことです。確認には”5分で計算できる相続税シミュレーション”が無料で使えて便利。

相続税の申告対象外なら相続人同士で分割を決めればよし、申告対象なら分割協議に加えて、相続税申告を頑張らないといけません。費用かかるけど、無理せず税理士さんを頼んだほうがよいと思います。個人的感想からすれば、申告のネタ集めるだけでも大変だったのに、その上税法理解して正しい申告なんて無理。費用はかかるけど、結果的に時間の節約になったかもしれないし、節税になってたかも。控除できるものとか、いろいろ教えてもらいましたし。プロの仕事はやっぱりすごいですね。

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資格リッチ
IT企業に勤める40代サラリーマン。 ”モテ資格研究家”として人生にモテる資格を求め80以上の資格を取得。 100名城登城、御朱印集め、モーターボート、グルメ、モデラー、ガジェット収集、筋トレ・ヨガなど趣味多数。 20代から資産形成にも取り組む。インデックス投資を軸として世代平均を大きく超える成果も実現。 都会(東京)と田舎(安曇野市)に二拠点を構え、ライフ・シフト後の生活スタイルを試行中。 学びと投資でサラリーマン・OLが豊かになる術を綴ります。