マネーの会主催のセミナー「ビジネスモデルデザイン講座」を受けてきました。すぐに起業する予定はないけれど、「起業」は人生後半の選択肢の一つではあります。

講師の先生
今回の講師はフィナンシャル・ノート代表の酒井威津善(さかいいつよし)先生。ビジネスモデルアナリストという肩書です。セミナー聞いて感じたのは、すごい頭のよい方。受講生の質問への回答が的確。質問の回答ってよくボヤけること多いですけど、バットの真芯で打ち返す感じでちょっと感動でした。
掲載コラム
シェアーズカフェ・オンライン
セミナーメモ
以下、僕のセミナーメモ。自分用の備忘録です。
「いける」と思ったものが成功する
起業するときにいくつもビジネスモデルを考えるが、成功するビジネスモデルは確信を感じる、輝いて見えるということ。起業家の人たちが口を揃えて言うそうです。
ビジネスモデルの構成
【ビジネス機能】+【循環機能】+【差別化要素】
・循環機能と差別化要素がなければ、ただのビジネス。
・循環するからビジネスが大きくなる。
・差別化→お客様側から見た差別化。自分(事業者側)からではない。
差別化のポイント
・価格(課金)
・利便性
・デザイン
・コンセプト
・ストーリー・人間性
・社会性
ビジネスモデルを創るアプローチは3つ
1.完コピする
2.仕組みに乗っかる
例)YouTuber←YouTubeという仕組みの上でコンテンツを提供
3.仕組みをアレンジする
例)スティーブ・ジョブズ←コンピュータも携帯音楽プレーヤを以前からあった
※2、3のアプローチがおすすめ。
※絶対に0から生み出そうとしてはダメ。
アレンジのパターン
既存モデル→アレンジ(手段を変える)
→アレンジ(新たな価値)
どうアレンジしていくか
1.土台となるテーマを選ぶ
→「継続性」・「認知度」があるもの
※この2つが大事
2.テーマにある課題を選ぶ
※課題→自分の不満→言語化
3.既存モデルを探す
→既存モデルが満たす「価値観」を確認
→循環機能を確認
→手段を変えるか、価値観を変える
4.既存モデルを分解してアレンジする
5.「フロー」「関係図」を書き出す
→「ヒト・モノ・カネ・情報」の流れが書き出す
既存モデルのどこをアレンジするか
機能単位
オペレーション
戦略
ターゲット
ビークル
・・・・etc
収益計算する
起業家はここがすごい。優れた起業家は銀行員とかが多かったりする。
確保したい利益から、必要な売上高を決める。
売上から、得られる利益を考えてはダメ。
ビジネスモデルは名詞×動詞
ビジネスモデルの本質は「名詞」×「動詞」で説明できる。
つまり式の変数を置き換えると別のビジネスになる。
名詞の例
・人
・モノ
・カネ
・情報
・技術
・資産
動詞の例
・仲介する
・提供する
・送る・運ぶ
・管理する
・教える
・販売する
・貸す
・変換する
・インフラを提供
・創る
掛け算の例
・人×預かる → 保育園
・人×教える → 学校
変換の例
美容室=技術×提供する(設備)
↓(「技術」を「資産」に置き換える)
資産(設備)×提供する(貸す)
→オンデマンド美容室=フリーの美容師に時間貸しで設備を貸す
まとめ
私のメモ書きでは何言っているか伝わらないと思うので、詳しくは酒井威津善さんの本を買って読んでもらうのがいいと思います。僕も「儲けのしくみ 50万円からできるビジネスモデル50」を会場で買いました。ビジネスモデルを考える50の公式とか、とっても実践的な本。1日15分読めばOKというのも素敵です。
セミナーは午前午後の長丁場。実は前日飲み会のうえ4時間睡眠で、寝落ちが心配だったけど刺激ある講座で全然眠くならなかった。よく寝てても、退屈だとすぐ眠くなる僕からすれば、それだけこのセミナーはすごかったということです。
ビジネスの変数を置き換えることによる、ビジネスモデルの発想法は僕には新しかった。ビジネスモデルを考えることを習慣にできたら、人生変わりそうです。