日本100名城No49.小谷城を訪れました。東京をから新幹線で滋賀に入り、その日の午前に登城しました。アクセスがよくない山城です。いくつか効率よい行き方を気付いたので、紹介します。
小谷城
滋賀県の長浜市湖北町にあった浅井家のお城です。織田信長が落としました。小谷山の地形を巧みに利用した山城です。現在は建物は残っておらず、石垣や空堀の一部が残ります。
浅井長政のその妻お市(信長の妹)、その子の茶々、初、江の3姉妹が過ごしたところとして有名です。
公共交通機関でのアクセス
JR長浜駅発のバスと小谷城シャトルバス、帰りのJR河毛駅行きバスがセットで1,000円で販売されていますので、この利用がオススメ。※2019年7月時点 運行日注意
9:30 JR長浜駅→小谷城戦国ガイドステーション→12:30 JR河毛駅
長浜駅西口9時30分発で小谷山麓の戦国ガイドステーション行きのバスが1本だけあります。これに乗ります。東京からの場合、米原8時48分着のひかり501号にのれば、このバスに余裕で乗れます。
こちらがそのバス。このバスがそのまま10時発の小谷城跡行きのシャトルバスになります。

帰りは12時25分、JR河毛駅まで送ってくれますが、この帰りの便を使うのはお奨めしません。理由は後述します。
小谷城戦国ガイドステーション
これが戦国ガイドステーション。小谷山の麓にあり、小谷城散策の拠点となります。バスの料金1,000円は戦国ガイドステーションに着いてから払います。

料金を払うと小谷城シャトルバス乗車票(500円)と小谷城戦国歴史資料館の入場割引券(100円引き)を受け取ります。現地ガイド(語り部ガイド)も付きますから、おトクなチケットだと思います。

ガイドステーションの中には上野樹里主演、大河ドラマ「江 〜姫たちの戦国」のポスターが飾られています。懐かしい。


ガイドステーションの庭には大河ドラマ「江」放送記念の兜のオブジェ。目立ちます。

10時、小谷城へのシャトルバスがガイドステーションから出発です。
小谷城 登城

シャトルバスは”番所”があった場所まで運んでくれます。ここから本丸跡までを徒歩で往復。その後シャトルバスがガイドステーションまで送ってくれます。地図でいうとこんな感じ。散策時間は約50分です。
現地ガイド(小谷城語り部ガイド)さん引率のもと、本丸を目指します。今回の一緒になったのは8人ほど。往復のバスとガイドがついてあの値段なのが、おトクだと思う理由です。

まあまあの上り坂です。でも過去登城した山城に比べたら、傾斜も距離もそれほどではありません。このあたりの感想は個人差あると思いますが。

本丸に向かう途中、何箇所も見どころがあります。こちらは御茶屋跡。

展望ポイント。前に見える山が信長の本陣があった虎御前山。奥には琵琶湖が見えます。

本丸跡前の石垣。

20分ほど登って本丸跡に到着。

本丸跡は木が生えるちょっとした平らな場所といった程度。本丸をうかがわせるものはありません。

本丸周りは人工の土堀。山城でここまで人の手で掘った堀はないとガイドさんの弁。

本丸跡で折り返し、来た道を下ります。

ガイドステーションから小谷城までの往復のシャトルバス(ガイド付き)だけの場合は500円。ゴールデンウィークや夏場の土日が主な運行日ですが、この利用が断然オススメです。
小谷城戦国歴史資料館
11時10分にはシャトルバスはガイドステーションに戻ります。12時25分の河毛駅行きバスまでは75分も時間があります。この時間に100名城スタンプを入手します。スタンプはガイドステーションから徒歩10分ほどの小谷城戦国歴史資料館にあります。
小谷城戦国歴史資料館への道
こんな道を歩いていくことになります。

途中こんな案内も。

近くに来ても入り口までまだ遠い。

ようやく着きました。

入館料は300円ですが、もらった割引券があるので200円で入れます。
中はそれほど広くありません。展示品は写していません。ビデオ上映を見ても20分くらいで出ました。
小谷城100名城スタンプ
小谷城の日本100名城スタンプは青。本丸周りの石垣が絵柄になっています。

小谷寺と小谷神社
小谷城戦国歴史資料館へ行ってガイドステーションに戻ってきても、まだまだバスまで時間があります。ガイドステーションそばの小谷寺と小谷神社に行ってみました。


とちらも浅井氏にゆかりのもの。今はただ社が残るのみです。御朱印はありませんでした。
河毛駅へ
12時25分ガイドステーション発、12時30分河毛駅着のバスにより河毛駅へ。ここで長浜行きの電車は出たばっかりで、約1時間待ちという衝撃の事実が。当然バスは電車とはいい時間に接続するものだと思ったら、全然でした。あと10分バスが早く出発してくれれば、12時台の電車に乗れてこの日が有効に使えるのに。
ガイドステーションで待ち、河毛駅で待ちとは貴重な旅行の時間がもったいない。
ということで、時間を有効に使うための選択肢は以下の3つかと思います。
1.帰りはタクシーを使う
長浜駅発のバスを使う場合、帰りのバスは使わない。
小谷城戦国歴史資料館にタクシーに来てもらい、河毛駅に移動。1本早い電車にのる。
2.河毛駅にあるレンタサイクルを借りてガイドステーションを往復する
河毛駅からガイドステーションまで約2.4キロ。普通自転車500円、電動自転車1000円。
天気が良ければよいサイクリングになるはずです。
3.河毛駅からタクシーを使う
行きも帰りもタクシーを使う方法です。お金はかかりますが楽。
基本的に駅前にタクシーは待機していないので呼ぶ必要があります。そこは面倒。
まとめ
小谷城の攻略方法は戦国ガイドステーションからのシャトルバスを有効に使うのがポイント。これがないとガイドステーションから番所跡までも歩くことになるので、運行日を要チェックです。
あと1日を有効に使うなら小谷城からの帰りの方法に工夫が必要。このリサーチが足りなかったので、90分くらい貴重な時間をロスしてしまいました。この記事読んだ人にはその轍を踏んでほしくないですね。
それではよい城旅を!