投資と学びでライフ・シフト、資格リッチです。
昨日は学びの日。マネーの会のセミナーで市立大津市民病院 副院長の戸田省吾先生に「マネーと健康 外科手術のウラ話」というテーマで、いろいろ伺いました。これはセミナーまとめではなくて、私の備忘録メモですので、間違っている点もあるかもしれません。その点ご理解のほど。
講師 市立大津市民病院)副院長 戸田先生
本日の講師は市立大津市民病院)副院長 呼吸器外科の戸田省吾先生です。
肺がん手術のスペシャリスト。
懇親会で直接お話しもましたが、副医院長という偉い地位にいるにもかかわらず、とても優しい方でした。患者さんが安心して手術をお願いできる感じです。
加えて超多趣味。忙しいはずなのに、海外旅行の渡航先は数知れず。マラソンもするし、音楽はクラシックからAKBまで(サッシーの卒業コンサートにも行ってました)。将棋は4段、動物園や水族館巡りも好きで、多趣味な私もびっくりです。
今回は肺がんを中心にお話いただきました。
セミナーメモ
肺がんとタバコ
タバコ1日20本⇒吸わない人の6倍〜20倍なりやすい。
タバコを吸う旦那さん+吸わない奥さん⇒受動喫煙により、2倍の発がん率。
日本人の喫煙率 男性30%、女性8%程度
【感想】
いまどきタバコを吸い続けるって愚か過ぎ。
タバコを吸う旦那さん+吸わない奥さん⇒奥さんが可哀想過ぎる。
肺がんの症状
手術可能なほとんどの肺がんは、ほとんど自覚症状がない。
咳がでる人は少なく、まして血を吐く人はまれ。
症状の無い間に治療を開始する⇒検診が大事。
がん毎の5年生存率
がんは発見から5年間生存していれば治ったこととして扱う。
- 甲状腺がん・・・90%
- 乳がん ・・・70%
- 大腸がん ・・・60%
- 肺がん ・・・40% ※手遅れになりやすい。たちの悪い場合が多い
- 膵臓がん ・・・20%
確定診断をつける
検査してもがんと分からない場合がある
⇒疑わしければ手術する(肺がんの場合。肺全部をくまなく検査できないから)

肺がんと分かってもすぐに手術できない
周囲の臓器に食い込んでいる場合
_心臓、大血管などは切除できない場合あり
__肺がんが転移しやすい臓器⇒脳、肺、肝臓、骨
_肋骨への侵潤は大抵切除可能
手術に耐えられるか⇒肺活量が重要となる
肺がんと分かっても手術できるのは7割程度
ドクターの想い
肺がんが手術で治っても、従前より肺の機能は確実に下がる。肺がん手術は健康体に感じてたのが、前より具合が悪くなるので患者さんに感謝されない。
手術の前に絶対「禁煙」させる。手術前3週間でもその間完全に禁煙させる。
⇒守れないなら手術しない。
肺がんの根治手術
片肺の1/3から1/2を切除。
つまり肺葉切除を行い、それとともに周囲のリンバ節を削除する。
胸腔鏡手術
従来3週間の入院が4日で退院できるようになる。
手術のあとも脇下数センチ程度ですむ。
切除が少ないから治りも退院も早い。
手術する側としては、直接術部に触れないから大変。
小さい穴から大きいことをする、ボトルシップをつくるようなイメージ。
【感想】
手術映像みせてもらったけど、肺の1/3から1/2を脇下数センチの穴から切って体外に出すなんて、アメイジング。切除痕が4cmと小さいのは戸田先生の手腕だからだとか。
禁煙・禁煙・禁煙
タバコは発がん性部室が血液に乗って体中にまわる。
30年吸っていたとしても、今から止めても遅くはない。
10年経てば発がんリスクは1/2。
あと脂肪について
懇親会で聞いた話ですが、脂肪が付いている人は手術が大変。患部まで脂肪をかき分けなければいけないし、脂肪で滑るし、手術の邪魔だしといいことなし。割増料金もらいたいくらいだとのこと。
【感想】
皆さん、とにかく痩せましょう
外科手術のウラ話
- 何時間も立ちっぱなしなの?
- 食事はどうするの?
- トイレに行きたくなったら?
- 手術中、ずっと集中しているの?
- 白い巨塔みたいなことはほんとにあるの?
などなど、ウラ話を沢山聞きました。参加者のみ聞けるからウラ話。ここでは書かないことにしときます。
さいごに
「貯まったお金を使おうにも、健康でなくては楽しく使えない」
セミナー冒頭にあった言葉です。
健康であるために、定期的に外から刺激を受けて、緩まないようにするのが大事です。
