趣味の日本100名城巡り、今回は東京から出発して1泊2日で七尾城、金沢城、高岡城を巡ってきました。今回は二日目午前、石川県金沢の半日観光です。
前回の記事はこちら。
金沢宿泊
東京発で石川県七尾市を午後観光。その後金沢に戻って、金沢宿泊です。宿泊は楽天トラベルで予約した金沢セントラルホテル。最新のホテルが並び立つ金沢駅前。最新ではない分安くて、金曜夜に朝食付き5000円で宿泊できました。設備や食事は値段相応と思います。浴場とウェルカムコーヒーがこの値段で付いているのはナイスポイント。
金沢観光にお得な情報
金沢城へ
市内観光のため北鉄バス1日フリー乗車券500円を買うとよいです。周遊バスと兼六園シャトル北鉄グループの路線バスが乗り放題になるので便利、かつすぐ元が取れます。駅のバス切符売り場で購入できます。

また兼六園は朝5時から7時までは入場料無料で入れます。私は朝起きられなくて挫折しましたが。
金沢駅(所要時間:15分)
8:30、金沢セントラルホテルをでて、金沢駅に8:36着。
駅のコインロッカーに荷物を預け、1日フリー乗車券を買って、8:45金沢駅発の金沢周遊左回りルートのバスに乗りました。実際、15分でここまでできたのはタイミングがよかったからで、普通もう少しかかると思います。
周遊バス(左回り)(所要時間:26分)
すぐ乗れた左回りルートに乗りましたが、時刻表的には3分程度右回りルートのほうが早いです。また左回りルートのバス停は金沢城・兼六園に行くのに道路を渡る必要があります。その必要がない右回りルートに乗るほうがお奨めです。

9:11、兼六園下・金沢城のバス停着。左回りバス停を降りて観られるのが前田利家の像。兜だけ金色です。

金沢城の入り口に迷う(時間:30分)
そしてお城への入り方が分からずうろうろ。公園内を歩いたり、道路沿いを歩いたり。お城はこんなふうに眼の前にみえるのですが。

迷った理由は道路を渡って、兼六園側からお城に向かう必要があったから。そして入り口は頭上にあったから。道路挟んで、金沢城と兼六園に分かれるから、兼六園側にお城の入り口があるとは思わなかったのです。

兼六園に向かう登り坂を上がって・・・

石川門の入り口が見えました。ここは道路の上を通る陸橋です。これがお城の入り口が頭上にあったわけ。
金沢城(所要時間:50分)
9:40、石川門通過です。金沢城は10:30にでているのでおよそ50分滞在しました。いっぱい歩いたので、もっと時間をかけてたと思ってました。
石川門

手前に見える門が金沢城の一番メジャーな入り口、石川門です。

石川門をでたところ。
この石川門をでたところに総合案内所があり、ここで100名城スタンプを押すことができます。職員さんが「お城好きでしたら」と石垣巡りのパンフをくれましたよ。

金沢城100名城スタンプ

金沢城のスタンプは黒です。橋爪門続櫓がスタンプになってます。
五十間長屋
最初に目にする建物ですが、広いので遠い。屋根が白いお城は珍しいです。寒さ対策の鉛瓦のためです。

近づいてみると全景は写りません。これは五十間長屋の右端の菱櫓。


五十間長屋の下は堀になっています。五十間長屋の左端が橋爪門続櫓。
河北門

この門の横から眺めてみると、いくつもの建物が重なった面白い写真が撮れました。

橋爪門

三十間長屋

三十軒長屋は中に入ってガイドさんの説明を受けました(ガイドに捕まったともいう)。

三十軒長屋の中、二階の写真です。天井にも太い丈夫な木が使われています。ここから日本海を通る外国船の監視などを行っていたんだとか。つまり金沢城は日本海が見える立地ってことですね。
本丸跡

金沢城の本丸跡は本丸園地という森になってます。どれだけ広い敷地なんだって感じ。この城の広さとあり方は、百万石の余裕を感じさせます。


本丸園地からみる橋爪門続櫓
玉泉院丸庭園

金沢城内には玉泉院丸庭園という庭園があります。藩主の内庭として使われていたそうです。

河北門(その2)

玉泉院丸庭園から大回りして、先程見た河北門にもどって来ました。ずいぶん高いところに門があることが分かります。

河北門をくぐったところ。
これにて金沢城散策は終わり。ずいぶん歩きました。50分歩きづめです。
兼六園(所要時間:70分)
10:30、続いて金沢城隣接の大名庭園、「兼六園」に入ります。

金粉ソフト


兼六園散策の前に、兼六園前の売店で金粉ソフトクリーム。クリーム一面に金箔を巻いた金箔ソフトクリームも売ってましたが、少し安い金粉ソフトで私は十分。金箔とかが普通に売っている金沢ってすごい。
売店の位置から臨む金沢城。
兼六園 霞ヶ池

兼六園で一番大きい池、霞ヶ池。真ん中の島は蓬莱島。不老長寿を祈るものだったそう。

霞ヶ池と内橋亭
園内写真




金澤神社(所要時間:20分 ※兼六園所要時間に含む)
兼六園隣、随身坂口を出たところに金澤神社という神社があります。兼六園の敷地外ですが、兼六園の入場券を見せると再入場できるので、訪れるのがお奨め。ここが「砂金を洗う沢」の意で、金沢の語源になったとも言われています。所要時間は兼六園の所要時間90分に含んでいます。御朱印を頂いたので、時間がかかりました。


金澤神社の御朱印。金粉が貼られている珍しい御朱印です。天神月次祭ということで見開きでいただきました。これで初穂料300円ですから、おトク感から金運が上がる気しかしないです。

ひがし茶屋街に移動(所要時間:10分)
11:41に左回り周遊バスに乗りひと駅、「橋場町」で降りて徒歩でひがし茶屋街に向います。

ひがし茶屋街に向かう途中で渡る浅野川。別名「女川」と呼ばれる風情のある川。金澤を代表する川の一つです。
ひがし茶屋街(所要時間:40分)
11:50にひがし茶屋街の入り口に到着。茶屋街を散策しました。
金沢クロケット
ひがし茶屋街の入り口、ヴィレ・デ・クロケットで売っている新名物「金沢クロケット」。クロケットとはコロッケのこと。一番人気の金沢クロケットは甘エビのクリームソースをあられで包む細長いボディ、白だしムースに金箔がかかる一品です。

ひがし茶屋街
出格子のある古くて新しいお茶屋の町並み。着物姿の人もちらほらと。金箔細工やオシャレなカフェなど、女性が喜びそうなお店が多いです。彼女とゆっくり、と夢見たいところですが、あいにく一人なので早々に退散です。

金沢駅に移動(所要時間:15分)
ひがし茶屋街をあとにして周遊バスで金沢駅に。
12:45に金沢駅に着きました。
金沢駅にて(昼食・お土産)(所要時間:45分)

13:45の電車で高岡に向かうべく、駅で食事とお土産選び。
デカネタやコスパで有名な金沢回転寿司に駅ナカでチャレンジしてみました。のどぐろの握りとか、こちらならではのネタは食べられました。味はまあ、場所柄ということで。
まとめ
午前半日で金沢城、兼六園(+金澤神社)、ひがし茶屋街を観光しました。さすが加賀100万石の城下町、他の城下町とのスケールの違いを感じました。大藩の余裕、というものがありましたね。新しい文化とも上品に融合して、とても魅力的な街でした。
この街はとてもとても半日では足りません。また一人で周るのはもったいない気がして、次回家族か友達と来るときのために見所をあえて残したと思うことにします。交通事情とか観光スポットの距離感は分かったから、次回はさらに楽しめそうです。