日本の城を巡る旅。東京から日帰りで、新潟県)村上・新発田エリアを訪れました。今回は村上市の村上城跡の訪問記です。
前回の新発田市)新発田城の記事はこちら。
村上城
村上城について
新潟県村上市にある城跡。現在は山頂に石垣が残るのみです。
標高135メートルの臥牛山山頂に築城され、歴代の村上藩主の居城でした。幕末の村上藩は親幕府派と新政府派で分裂。明治初期に解体・売却されて今に至っています。
村上城へのアクセス
JR羽越線)村上駅が最寄り駅。村上駅は新潟駅から特急いなほ で46分です。村上駅から村上城のある臥牛山の麓まではタクシーで5分、そこから徒歩で本丸のある山頂まで15〜20分です。
村上城 登城記
村上城へ
今回の旅は東京からの日帰り旅。東京駅→新潟駅→新発田市(新発田城登城)→村上市(村上城登城)→新潟駅→東京駅と巡りました。新発田までの旅行記は前回の記事で。
14時26分新発田発の普通列車に乗り、15時03分村上に着きました。

まずは私の旅の定石、観光案内所へ。入ると「市内の地図ありますよ」と向こうから声を掛けてくれました。親切です。村上城跡へのベストな行き方を尋ねたところ、巡回バスを教えてくれました。100円で乗れます。
これが巡回バス「あべっ車」。村上城跡へは村上小学校前下車です。「あべっしゃ」とは「行こうよ」という意味だそう。

村上城 続100名城スタンプ
続100名城スタンプは村上小学校の裏側にある”おしゃぎり会館”(村上市郷土資料館)にあります。おしゃぎり会館の見学は有料でしたが、スタンプは入り口にあったので、スタンプを押して出てしまいました。見学している時間がなかったので。
村上城 登城
おしゃぎり会館から臥牛山に向かって歩くと、山頂に石垣が見えます。小山の上だということが、よく分かります。

5分ほど歩くと、臥牛山麓の村上城跡へ登り口に到着。タクシーならここまで連れてきてくれるはず

登り口はこのような感じ。

このような上り坂が続きます。石畳なので、それほど靴が汚れるような山道ではありません。この日は小雨が降っていたので、傘を片手に登りました。

山頂付近に石垣が出現します。山の上までこのような石を運んで積んだ当時の人々に頭が下がります。


麓から15分、山頂に着きました。軽く息が切れてます。
本丸のある山頂より。村上市が一望できます。その奥は日本海。いい眺めです。

山頂から石垣を覗き込んでみました。

天守閣は残っていません。天守跡の碑があります。

来た道を下って15分。村上小学校前バス停に着きます。ちょっと時間があったので付近を散策。村上市名物の鮭の店がありました。鮭に首吊りさせないようしっぽから吊るす、この吊り下げ方が、村上の鮭の特徴だそうです。お土産に村上で加工された鮭の切り身のパックを買いました。

東京へ
17時15分村上発、18時01分新潟着の特急いなほ に乗って帰路へ。実のところ村上に寄るかどうか、当日まで決めかねていたので滞在時間は2時間ちょっとでした。もう少し歩いてみたかった気がします。鮭の郷土料理も食べたかったな。
村上城 まとめ
村上城跡に行く際は、循環バスを使うとお得に登城することができます。また観光案内所に寄って、自分なりの散策をアレンジすることもお奨めです。
村上城は平山城に分類されますが、それなりに山道を登ります。山道を歩ける服装で。両手が空く格好がベストです。登った先に日本海を見渡す光景が待っているのは、とても素晴らしい。登城した際は、登り道に桜の花びらが落ちてましたが桜のシーズンに合わせて来ると、きっと素晴らしい登城だろうなと思いました。
今回、新発田城(新発田市)、村上城(村上市)と隣り合った市を巡りましたが、どちらも城下町であり、各々違いが合って興味深かったです。東京からの日帰りで巡る行程でしたが、温泉があるエリアですし、宿泊してゆっくり観光というのも大人の余裕のある旅かもしれません。